メゾン・ド・ヒミコ The Original Soundtrack of “La Maison de Himiko”
おもちゃ箱系のエレクトロニカ、ラウンジ系、エキゾチック系、逆回転系(?)など、細野氏のバラエティーに富んだ音楽性が楽しめる作品に仕上がっています。不思議で静かな異国情緒を漂わせた曲が多いです。楽器の音のバリエーションも耳を楽しませてくれます。本当の意味での無国籍な音楽と言えましょう。OMNI SIGHT SEEINGやSWING SLOWが好きな人に特にお薦めです。
リセット (ヤングガンガンコミックス)
「プレイヤーを自殺に追い込むネットワークゲームの謎を追う、サイバーホラー」
というキャッチフレーズがどうしても気になって、予備知識なしで購入したけど、
かなり面白かった。
240Pでよくこの内容でまとめたなと思う。
ちょっと専門用語が出てくる所が面倒くさかったが、バーチャルゲームをテーマにしている
だけに、この辺はリアルさは必要だろうし。
しかし、絵の方は、私は頂けなかった。
この内容でもう少し画力があれば、かなりなエンタテイメント作品になったと思う。
あとかなりグロいシーンもあるので、その辺得意でない人は遠慮した方がいいかも。
予告犯 1 (ヤングジャンプコミックス)
SNS、動画投稿サイト、アフィブログ、ネットカフェ、違法アップロードetc..
こういった物がどういうものか? どういう危険性を孕んでいるのか?
浅くではあるが、そういう所をさり気なく学べる点がまずは面白いなと思いました。
テロやサスペンスを謳い文句にしていますが、サイバー犯罪対策課の主人公トリオは
人くささがあり、弱冠のギャグも交えた捜査風景は、緊張感や職務的な冷徹さが意外と少ない。
警察の捜査を巧みにかわして犯行予告動画をUPする犯人の手口などに焦点を当てて
頭脳戦を読ませる作品ではなく、犯人像やトリックを推理するタイプの作品でもありません。
警察側の明るめの雰囲気と対比するかのように、暗く描かれている犯人側のつらい過去の体験や
現在進行形の犯行と言葉の数々にやり切れなさや憤りを感じる―人間性、社会性の強い内容です。
他人の権益や良心を容易に侵しうるネット文化と、それに馴らされて生身でも他者を傷つけがちな
現代人の欠点―それがいかに危険なものか、犯罪にまで発展するか。その重要性を再認識しました。
1話の著作権の話は子供に読ませるべき。人生終了のお知らせが来るぞって教えるべきだと思った。
マンホール 2 (ヤングガンガンコミックス)
1巻で広げられた風呂敷、
その謎が徐々に解き明かされて行きます。
しかし、主人公たちが
謎に近づいて行く間にも、
バイオテロは着実に進んでいて……
難しいテーマを
わかりやすく、そして面白く読ませてくれる
作者の技量には唸らされます。
キモい絵も多いので、
苦手な人は気を付けて!
マンホール 1 (ヤングガンガンコミックス)
私自身は面白かったと思います。
所々に見せる細かな人間の仕草が物語のリアリティを盛り上げているようにも思いました。
我々が普通に生活している日常の隣には、とんでもない恐怖が隠されているかもしれない。
そんな想像を掻き立ててくれる良い作品ですね。
(もちろん、この作品はフィクションですが)
ただ、精神外科に関する記述も多く出てるので、そういうのが苦手って人は避けた方がよろしいかも・・・。