狼たちの午後 [Blu-ray]
70年代初頭のニューヨークはブルックリン地区、低所得者層が住むその汚い町の小さな銀行の支店に、ベトナム帰り?の二人(G・カザール扮するサルは、飛行機に乗ったことがないと行っていたが・・・。ベトナムへの兵員輸送は船だったのかな?)が、押し入った。
アル・パチーノ(ソニー)は、一見計画的に見える銀行強盗のリーダーとして、シリアスな演技を見せるが、事件はいろいろなハプニングやエピソードを交えてリアルタイムに進行するので、(時にはユーモアさえ漂う優れた脚本に支えられて)快演している。
DVDで見たのはかなり前のことなので単純比較はできないが、今回のBD化で、かなり映像はクリアになっていると思う。もちろん古い映画のこと、粒子の粗い部分も目につくが、エアコンの切れた蒸し暑い店内での緊張感に満ちたやりとりなど、かなり臨場感に満ちている。
特に、野次馬たちの遠回しの場面では、この頃のブルックリンはまだまだ白人が多く住まいしていたのだなぁと、時代を感じたりしたものだ。アフロヘアの若者や黒人などはっきりと識別できるディテールの細かさは、BDならではのものだと思う。
銀行の向かいの理髪店が警察の現場指揮所になるのだが、その入り口ドアの古びた質感や床の汚れ具合まで、しっかり見て取ることができ、リアリティーが感じられるのである。
映画としての評価は言うまでもないが、BDの画面も是非見てほしいものである。
お勧め!!
Disney's クリスマス・キャロル [DVD]
こちらがフルCGアニメバージョン。
まれに古い実写版の方を買って後悔されている方もいるらしい。
今更CGの凄さを褒める時代ではなくなってしまったが、メチャ凄いです。
クリスマスには欠かせないレベルになったクリスマスキャロルとスクルージおじさん。原作に忠実でありながらディズニー節をきかせた傑作。
子供なら素直にファンタジー映画として楽しめます。
大人は考えさせられるでしょう。
現代社会の人間関係の難しさ。たぶん少なからずスクルージとかぶる「悪質」な部分があると思う。
子供はこれからを、大人は反省を、やはりクリスマスに見るのが一興。
ま、クリスマスは見たいテレビ番組がたくさんあるのでなかなか見れないでしょうけどね。
The Annotated Alice: The Definitive Edition: Alice's Adventures in Wonderland and Through the Looking Glass
不思議の国と鏡の国、二つのアリスが一冊なっています。
挿絵はもちろんテニエル。
さらにマーティン・ガードナー氏による詳細な脚注付きです。
海外では、版をあらためて何度も出版されている定番商品です。
コアなアリス(ルイス・キャロル)ファンには必携の一冊。
邦訳もでていますが、できればこの英語版で、「超難訳」といわれる
ルイス・キャロルによる生の言葉遊びを堪能してみてください。