夕闇通り探検隊
何だか分からないけど、パッケージ絵が気になって買ってみたのですが
やり始めた当初は失敗したかな....と思いました。
主人公の3人がとっつきにくい!
所謂、クラスの中のはみ出し者。イジメられっ子だったりします。
彼等の思考回路に付いて行かれず
最初、モヤモヤが溜りましたが、
続けている内、いつの間にやら3人共それぞれに
激しく感情移入出来ている自分に気が付きました。
それ程絶妙な会話展開。
確かに子供の頃は、周りに“不思議な噂”と言う物が沢山あった。
それを本気で信じて怯える子供世代と、「クダラナイ」と切り捨てる大人世代。
その中間の世代にいる主人公達は、好奇心で“噂”の解明に乗り出す。
その噂の結末の一つ一つが、妙にありそうで、リアリティを感じます。
ホラーの部類に入るのだろうけど、飛び上がるような恐さはなく
何だか不安感を掻き立てられる...と言う感じ。
全編に、思春期のアンバランスな心の闇がドロドロと流れていて
嫌悪感を感じると同時に、ノスタルジックな気分にもなれる。
そしてラストは、えらく泣くハメになりました。
...でも良い結末だったかな、とも、しんみり思える
非常に良く出来たゲームです。
Songs For Heroes<桃盤>
OP・EDといった有名な曲がないので遡及度は低いですね。まぁ、それでも買っちゃうんだけど。
収録曲中でお薦めは“キカイダー子守唄”。この泣きは世界中の数多ある名バラードのどれにも引けを取らない、胸に強く響く名曲だと思います。