EA Best Selections アルファケンタウリ 完全版
シビリゼーションのシド・マイヤーの手がけた戦略シュミレーションとあっては面白くないはずはないと思っていました。まずこの価格でこれほどの長時間の興奮を与えてくれるソフトはそうそうないと思います。まず1週間以上は徹夜で取り組むことになりかねません。コンピュータのAIもかなり強く、一列の道で砲撃隊を並べて射撃してきたり、苦労して確保した都市を特務班によってすぐに奪回してきたり、外交でも脅迫や宥和といった駆け引きが上手であったり、燃えざるを得ません。しかし、これほど複雑なゲームシステムになると、コンピューターAIの側にも穴がどうしても出てきてしまいます。とくに航空部隊の使用に関してはいただけません。ゲーム中盤より使用できるヘリコプターを大量に使用すれば、大抵の戦いはまず勝てるでしょう。AI側の航空隊は大量に存在しても、適当に飛んでおり、効果的に反応してきません。難易度が段階的に分かれているところもこのソフトの長所なのですが、AIを最強にしても、この欠点は直っていませんでした。だから、途中に興ざめしてやめてしまいました。ただ、よく出来ています。こちらが戦略を覚えるまではとにかく楽しめます。この値段はすごくお買い得です。
エイリアンの謎とデルタUFO (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
第2次大戦末期、アメリカの空を飛び回ったUFOに対して、
軍事力の差を痛感させられたアメリカが、偶然手に入れた墜落UFOの
残骸からプラズマ兵器を研究し、果てはプラズマを動力源とする地球製UFO
を完成させるまでに至った概略を本書で記している。
飛鳥氏のこの説の根拠が、アメリカ軍元上層部の機密ファイルであるという点は
少し説得力に欠ける。
ただ、宇宙人=太陽系内の別の人類とする説は、これまでの宇宙人論からすると
目新しく感じて良い。
今まで宇宙人とされてきたリトルグレイが地球産のUMA、河童等の未確認生命体と
されている点も面白い。
ただ、この本に書いてある事が真実であるという保証はどこにもないが…
たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
遠い宇宙の果ての図書館にて、司書と利用者がエンターティナーとなる
形式の3部作です。エイリアンから観たヒューマン像(地球人)や、
ヒューマン自身の声による記録が、壮大な世界観を創りだすと共に、
現実の我々が抱えている問題を指摘し、その解決のためのヒントが
描かれています。しかしながらその表現方法はとても易しいものに
なっているので、特にSFを読まない人にも受け入れやすい内容では
ないかと思います。ハンカチの用意は忘れずに。
パンツマンVS恐怖のオバちゃんエイリアン (スーパーヒーロー・パンツマン 3)
B級げたげたワライバナシ。
アホなほどノリがいい作者は沢山の絵と漫画、パラパラを駆使して子供心をつかみ、さらってゆくのでしょう。
でもわたしは大人ですから、「うわっ、なんじゃこりゃ!?」「ハハ、おもしろい」「でもなんだかアホなほど下らない」等々の冷静な判断をくだすことができました。
たしかに、全然本とのつきあいがないお子さんたちは「すーぐ読めるし、笑えるし、コレ、とってもいいよ!」とばんざいするのでしょうが、でもはっきりいって、その子の心には、A級物語をとっくと読んだのちのような、「しみじみとした感慨」などなんにも残らんでしょう。
まぁべつに、残らなくってもよいのだが、「おもしろい!おもしろい!」と読んでもよろしいのでしょうが、でもやっぱり、読書はこれ一冊、てんではなくて、「素晴らしいものをたくさん読んで食傷ぎみのひとが」、「ちょっとジャンクフードに手を伸ばす感覚で」、テイクアウトする、のがいいのでしょうねえ。
あ、内容あらすじなどは申し上げませんでしたが、「ぴちぴちパンツでキメたパンツマンが活躍する」とだけ、でいいでしょう。ゆっちゃったら何も残らなくなるし、すぐ読めるし。
ま、楽しいですよ。
Super Junky Alien
ジャケットに漂流教室、裏には本格派ロールプレイングミュージックの文字がありプレステのゲームの裏面をパクったような仕様になってます。これだけでジャケ買いの要素はそろってます。当時の私の印象はハードコアサウンドといった感じで、バックのサウンドは知ってる限りではプログレスラッシュバンドのヴォイヴォドさんに似てるような印象を受けましたが、まあ別物と言えば別物でしょう。今だとミクスチャーというジャンルに分類されるのでしょうか。またそういうジャンルが好きな方にはおすすめだと思います。