ゴッデス! 1.女神さまって大変なの♪ (HJ文庫)
神様を手にかけてしまって代理神様をすることになるお話です
自分には百合ぽさをあまり感じませんでした
一部ボーイズ系の色もついてますけどね
1巻だけだとこれはと思うような気持ちにならなかったです
続巻待ちで評価すべきでしょうか
帝国の双美姫〈1〉 (幻狼ファンタジアノベルス)
なかなか面白い。
題名にもなっている双美姫が本格的に登場するのは
結構終盤っていうのも、悪くない。
細かく作られた世界観もGOOD
ただし、説明系文章が多いので、
そういった話口が嫌いな方にはお勧めできない。
本巻では、ルークという魔導師を中心に物語が進みます。
このルークというのが強大な魔力を秘めているらしい。
そして本来なんらかの神と親しくして1系統の魔法を使うのが一般的らしいが
彼の場合は特定に親しくしている神を持たないよう師から教わっているらしい。
このあたりのことが今後動絡んでくるのか。
また、彼が登城するきっかけとなった、オカレスク大帝のひ孫であるゼラフィン皇子。
彼の今後もカナリ気になる。
もちろん最後に登場した双美姫の活躍。
そしてオカレスク大帝の真意。
・・・などなど
気になることが多すぎる。
これはこの先が楽しめそうだ。
龍の七部族 I 〈水方郭〉、陥つ (朝日ノベルズ)
『デューン砂の惑星』や《新しい太陽の書》を思わせる、異世界SF(ファンタジー)の傑作。これは、かなり面白いです。まず、設定が良いです。純ファンタジー的な世界に、《異星人による歴史への介入》という純SF的な異物が入ることによって、物語世界に、壮大な奥行きの深さが与えられています。次に、キャラクター描写が素晴らしいです。主要人物だけでも15人を越える、かなり大所帯の物語なのに、一人ひとりのキャラの立ちがとても良いです。この辺りには、娯楽作家としての、ひかわ玲子氏の実力を感じました。さらに言うなら、テーマが素晴らしいです。この作品のテーマは、《新しいミレニアムの始まり》。21世紀の日本で、この物語が描かれた意味は、大きいと思います。西暦から換算すれば、《第三ミレニアム》に突入した今、この物語の持つ意味は、重要だと思います。単なる娯楽を求める人にも、それ以上の何かを求める人にも楽しめる、重要な傑作だと思います。
水晶の娘セリセラ〈下〉 (講談社X文庫―ホワイトハート)
久しぶりのエフェラ&ジリオラシリーズということで、とても楽しみにしていたのですが、内容については、今までのひかわさんの作品を知っているだけに、少々残念でした。
1巻などで、どんなにセリセラが特殊なのか、「普通」であることが理解できないのかを描かれていたのに、なぜ、最後のあの戦争を引き起こしたしまったことがいけないことであるのかを、理解できたのか。
死人を恐いとも思わず、戦争で死んだ人を見てもそれほど衝撃を受けず。そんなセリセラが、あの戦争を見て、なぜこれは悪いことだと思えたのか。
確かに表現はされていましたが、もう少し深く掘り下げて欲しかったです。
「お友達」についても、もう少し説明が欲しかったです。
セリセラが物語の主人公となるには、少々幼すぎたかと思いました。
今までのエフェラ&ジリオラシリーズを見ているだけに、今回のお話は少々軽い感じがあり、残念でした。