for you
個人的な嗜好もありますが前作「Rock Rose」は傑作でした。
捨て曲無しのポップチューンのオンパレードに心踊りましたが、
今作はそれ程は曲の粒が揃っていない印象で若干パンチ不足でしょうか。
オーソドックスでラフなロックが主体ではあるものの、
実験的な新テイストを随所に感じる意欲作でもあります。
冒頭にシングル収録既発曲でたたみかけているせいか、
シングル曲とアルバム曲が上手く馴染んでいない印象も・・・。
♯05「君と見る景色」メロディーと歌詞がイマイチしっくりきてない気がします。
♯07「Short Girl」ホーンを導入。スウィング感満点でギターとの絡みが面白い。
♯09「Never」どこかV系っぽくカッコイイ。
♯11「KIRA☆KIRA☆〜」は「やってるやってる」の言葉通りやっちゃってます(笑)
スクラッチ風なSEやお子様ボイス等のギミック色満載で初めて聴くタイプ。
序盤の「ニョキニョキ」に思わず吹きました(いい意味ですよw)声たっかいわ〜!
声優コミックアンセムの様相。次曲との繋がりもいい塩梅です。
既発の別ver.も結構新鮮に感じる変わり映えです。
3シングル収録曲全て収録とボリュームはあるんですが、
クオリティー的には前作に軍配が挙がりそうです。
恋愛スキル (りぼんマスコットコミックス)
まずは、マイペースでもちゃんと作品を出し続けてくれている作者に感謝(笑)。
そして、ちゃんとコミックスとして出ている=ファンに感謝。
いつ出るか正直わからないものの、毎月のコミックス発売一覧を見ると、毎月集英社の欄に「椎名あゆみ」の作者名が出てないか確認するんですが、出ました出ました、新刊「恋愛スキル」。
ストーリーは読み切りのキュンキュン系ラブコメですが、それぞれ切り口が違ってて良い味出してます。3編目「女の子はフクザツ。」は連載あるいは前後編だとドロドロした描写が出てきがちな展開の筈なのに、そうはせずうまくスッキリ(かわいく)まとめていて、読んでてニヤつきます(笑)。
絵柄が少し変わったかなー?という気がしないでもないですが、それが本当に変わったのか、単なる気のせいなのか、時代の流れ的な変遷なのか、単にデジタル作画に慣れてないだけなのかwはよくわかりません。まぁ「ベイビィLOVE」の頃に比べたら目のキラキラ具合は少なくはなってるんですが、絵柄としては相当安定してますね。似た絵柄の漫画家は他にもいますが、表紙絵でちゃんと「椎名あゆみ!」と分かるので。
ベイビィ・LOVE 1 (集英社文庫―コミック版)
小学生の美少女主人公が、幼い頃に出会った年上の男との恋を成就させるために奮闘する作者の最長期連載作品ですね。
ただ椎名先生も最初の連載作品では高校生を主人公にしていたはず。
しかし、この作品でとうとう小学生にまで主人公の年齢が下がった。
「りぼん」の読者層の低年齢化による連載作品の「幼稚化」の波からは逃れることが出来なかった実例。
絵は上手いのですが・・・話が幼稚化していくとやはり読むに辛いですよね。
魔法騎士レイアースBEST SONG BOOK
アニメ版「レイアース」は3パターンあったOP・ED曲がどれも作品のイメージに合った「前向きに困難に立ち向かう」というテーマで統一されているので聞いていて気持ちが良いです。
特に「ゆずれない願い」は100万枚突破の売り上げを記録したくらいで万人に受け入れられる名曲です。最終OP曲である「光と影を抱きしめたまま」はアニメの2部の、原作とは異なったオリジナル展開の内容に非常に合っていると感じました。アニメのOP画像と共に流れるのは必聴、いや必見ですね。
海ちゃんは主人公3人の中では最もいい歌を歌っていて「いつか天使になれる」もオリジナルソングブックのパート2に入っていた曲も好印象です。持っていて損の無い1枚だと思います。
ドリーム メディシン (りぼんマスコットコミックス)
5年ぶりの最新コミックスということで、購入してみました。
代表作である「ベイビィ☆LOVE」や「あなたとスキャンダル」のような、恋愛面を重視した作品ではないですが、私はこういう暗めな話も好きです。
最後に読んだ椎名先生の作品は「ダイス」ですが、その頃と絵柄も変わることなく、内容も読みやすいです。
おまけのページでも書かれていますが、確かに全盛期には決して描かれることのなかった主人公とストーリーです。
よくある恋愛作品の中に、1つくらい違う色の作品があってもいいと思うんですけどね。
今はどうか分かりませんが、あの頃のりぼんは恋愛に重点を置きすぎていたのかもしれませんね(笑)
椎名先生には、是非これからも素敵な作品を書いていってほしいです。