東京-ニューヨーク(紙ジャケット仕様)
VODKA COLLINS「東京-ニューヨーク」です。ポップな味わいがあり、この時代のロックには味気ないと感じる人もいるかもしれませんが、これはこれで良い作品です。T-REXを彷彿とさせる音作りですね。でもいい作品に仕上がっています。個人的には2曲目が○。曲がいいのがこのバンドのいいところです。これまで聴き続けられてきた理由が理解できました。
『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』&『プラダを着た悪魔』ツイン・パック(アマゾン限定) [DVD]
マーリーは、飼い主と犬との関係を見事に描いた映画です。
犬を育てて看取ったことがあるなら、かなりジンとくる映画です。
子犬から老犬になるまで一緒にいた飼い犬のことは、一生忘れないと思う。
犬飼って良かったと思うし、またできれば飼いたいなと思う。
久々に素敵な時間をプレゼントしてくれた映画です。
ソフィーの選択 [VHS]
原作は読んでいないので、忠実な作りかどうか分かりません。
ただ映画自体の完成度はとても高く、一瞬も画面から目が離せ
ませんでした。ストーリーがソフィーではなく、スチィンゴと
いう若者の視点から描かれているのも、感傷に走らない一種の
防護策として成功しています。
ソフィーは一体何を、どう選択したの?
その選択は私たちが日常経験してる「どっちがいい?」という
ような選択ではないです。どちらも選べない。でも選ぶしかない。
その選択は異常な状況で、強いられてしたものだけれど、最期の
一瞬に自分の選択になる余地がある。被害者なのに、あたかも加害
者のような苦悩を背負って生きているソフィー。人間が人間に出来
る最もむごい犯罪は魂を傷つけること。この映画をみて痛切に感じた
ことです。
ストリープの創るソフィーはおよそ人間が感じる感情をすべて表現し
ています。そして、悲惨でありながらセクシーでさえあります。私は
必ずしもメリルのファンではないけど、これをみて、俳優とはこうい
うことをするひとか、とうなりました。もう見事の一語。
映画の結末はつらいです。やはりこうならざるを得ないの。再生は
ないのでしょうか。
心がうずく重い映画です。それだけに最期の「美しい朝だった」
という言葉があり難かった。
なぜ今までこの映画をみなかったのか。