真・三國無双 10th Anniversary キャラクター全集
本年で目出度く十周年を迎えた、『真・三國無双』。
その集大成であり、一つの区切りとして出版されたのが本作となる。
内容は、3から5までのナンバリング初回特典であるイラスト集の収録と、MR2のキャラクターイラスト、
ファンブックに連載された諏訪原氏の仮想無双武将イラストコーナーの復刻が中心となっている。
巻末には、歴代作品ごとのCGと原案を比較対照した項目も設けられており、古参のファンには感慨深い。
残念ながら6の情報までは流石に載っていないが、それは無理強いというべきであろう。
初回特典のイラスト集等、今となっては入手困難なものも多いため、この機会に押さえておきたい。
全集の名に相応しい重厚な作りの一冊なので、割高感が極めて薄いのも高評価。
真・三國無双6 with 猛将伝
(注意:2012年5月4日時点でのレビューですので、今後のパッチによっては状況が変わることがあります。)
Windows版はPCのスペックさえあればたくさんの敵兵をばたばたと倒す爽快感が得られるというメリットがあります。
さらに、前作はストーリーモード等の本編だけですぐにすることがなくなってしまいましたが、
今作はwith猛将伝としての発売であるため、長く遊ぶことができ、やりこみ要素もあります。
私自身、プレイし終わってからレビューしようかと思っていましたが、いまだにまだ獲得していない武器などがあります。
また、初期のダウンロードコンテンツの一部も入っており追加購入なしで過去作品の衣装を着せてプレイすることなどが可能です。
しかし、PS3版とは異なりダウンロードコンテンツを新たにダウンロードすることはできませんのでその点には注意が必要です。
なお、今作はイベントムービーの再生に高いスペックを要し、推奨環境でも映像が追いつかず音ズレが発生することがあります。
参考までに私のPCのスペックを記載します。
OS:Windows XP
CPU:PentiumDC E5500(2.8GHz×2)
メインメモリ:3GB
ビデオチップ:NVIDIA GeForce 210
初期設定(MIDDLE)で1600×900だとたまにカクつきますが、プレイに支障はありません。
イベントムービーは640×480まで小さくしないと音ズレが出ます。
真・三國無双6 Empires
無双シリーズは全作プレイ済み。エンパは三国5と今作のみプレイ。
【良いと思った点】
・エディットの自由度が高い。
顔パーツの調整が出来るようになったので個性的なキャラが作れるようになって楽しいです。
どの輪郭パーツにも全ての目のパーツが設定できるのもいいですね。おっさん輪郭でつぶらな瞳とか笑ってしまいます。
鼻や口も全て使えればよかったのですが…。
衣装も前作とほとんど同じですが、顔エディットの自由度が上がっているので不満は感じませんでした。
ボイスもそこそこ種類があって良いと思います。個人的に「天然系」なボイスが欲しいなぁと感じました。
攻撃モーションが細かく設定できるのも大変良いです。ただ「弓」や「杖」のEX攻撃や無双技は、
新規で女性モーションも追加して欲しかったです。弓娘や杖娘がおっさん臭い動きをするのは面白いといえば面白いのですが…w
・チーム作成でオリジナルキャラチームだけの国取り合戦が出来る。
オリジナルキャラだけでチームを沢山作って、英雄集結シナリオで争わせるのがとても楽しいです。
あのキャピキャピ美少女チームがあのムキムキマッチョチームを破ったか!意外だな!とか、あのチームが滅亡するなんて…とか
単なるシステムの展開にいちいち妄想をはさんで友人とゲラゲラ笑って楽しんでいます。
・政治が不満もあるけれどそこそこ面白い。
難易度普通以下だとあまり意味のない政治ですが、難しい以上になると面白みが出てきます。
侵攻されないように同盟を組んだりとか、共同で戦ったりとか、外交の成功率が確認できるので緊張感があります。
内政も、戦闘に影響してくるので色々考えて選択していくのが楽しいです。
ただ財力や兵力のパラメータが確認できないのは気になりました。あと何回商業開発、訓練すればLvがあがるのか分からないときがあります。
・秘計システムが良い。
難しい以上の難易度の序盤はとにかくキツいので、秘計がとても役に立ちました。
【気になった点】
・フリーズ
他の方も仰っておりますが、フリーズが気になります。
ゲームとはまったく関係ない緊張感を持ちながらプレイする羽目になるので、早く何とかして欲しいですね。
・武器固定のモーション
6から攻撃モーションが武器固定になって好きに武器変更できるようになったのは悪くはないと思うのですが、
やはりキャラクターがみんな同じ動きをするのは気になります。
EX攻撃で差別化して考えて作っているのは分かるのですが、それだったら得意武器のモーションは
それぞれのキャラ特有の動きにするのも不可能ではないと思います。
新作無双7がまたこのシステムを採用するならそうしてほしいなと願うばかりです。
・マップの情報不足
戦闘中のミニマップの情報が不親切なのが気になりました。
拠点と拠点のラインのつながりとか、
砦、駐屯地、また砦ならば防衛拠点や兵糧拠点などの拠点種類をアイコン化してミニマップに配置して欲しかったです。
スタートボタン押して詳細マップを確認すれば分かることなのですが、いちいちスタートボタンおして確認するのは非常にテンポが悪いです。
・武将の指示が面倒
難しい以上の難易度でも後半からどうでも良くなるシステムではありますが、これもまたスタートおしていちいち指示するのが面倒です。
指示の内容も個人にそれぞれ指示しなくてはいけないので、せめて敵本陣に突っ込むときは全体指示とか出来ればいいなと思いました。
あと戦闘開始前の画面であらかじめ指示できないのも謎。製作側はあまりこのシステムは重要視していないのでしょうか。
と、色々と気になるところもありますが全体的には好印象です。特にエディットキャラに愛情を注ぐ方はかなり楽しめると思います。
真・三國無双6 王覇・響歌乱舞
3600円で歌が5曲というのにまずびっくり。
それぞれの歌の出来、歌唱力ともにクオリティは高いですが、
90年代後半から00年代の、ヴィジュアルよりのバンド音楽っぽいですね。
個人的に一番好きなのは曹丕。
神奈さんの低音の歌って初めて聴きましたが、格好良かったです。
呂布の歌は、間奏にテーマ曲使うだけで良かったのでは・・・?
と思ってしまいました。
「キャラクターソング」らしくはありますが、他の4曲と毛色が違いすぎ。
やっぱり高いと思うので星は4つ。
買った事は後悔していませんが、もう少し値段が安ければ買う踏ん切りつき易いのに、と思います。
あとボーナストラックに「青い地球をまもるため」が入ってる事を期待しましたが、入っていませんでした。
残念です(笑)
真・三國無双6 シナリオコレクション
シナリオ集としては及第点のところです。
巻頭は猛将伝追加キャラ三人の設定資料(1キャラに4ページ)、2P服装などの設定もあり、本編の資料設定集と同じような内容です。
シナリオ集の部分に
ストーリーモード、レジェンドモード、無双武将の各種汎用台詞は一通り載せてあります(一番面白いのはやはりクロニクルとレジェンドでのコクハク台詞)。ト書きや場面の説明などもあります。
が、ゲームのシナリオが全部収録されているわけではありません。
収録されていないのは:
クロニクルモードの列伝のシナリオ(資料設定集に収録されていたからかな?)
モブ武将たちの汎用台詞
ストーリーモードやレジェンドモードの城や駐在地にいるときの一般兵やモブ武将との会話(無双武将との会話は載せてあります)
DLCステージのシナリオ(あってないようなものですが)
あと、王元姫を先に撃破するときに司馬昭の「元姫になにしやがる〜」のような、特殊台詞も収録されていません。
私は6のシナリオがかなり好きなのでまあまあ満足ですが、シナリオコレクションと名づけているのに収録されていないものが少し多い気がします。
ちなみにダウンロード武器は偃月刀です