未来惑星ザルドス [DVD]
私はこの映画、結構好きです。 しかし、世界観についていけない人も絶対にいると思います。 難解で重く深いテーマを扱っているので、見る側に協力体制が整っていないと、まるでダメな作品になると思います。 「地球上で暮らす生き物の存在意義とは何か・・・」とか「地球自体が何の為に存在しているのか・・」といった類の事を考えるのが好きな方にオススメします。 逆に「そんな面倒くさいこと知らん!」という性格の方は間違っても見てはいけません。 絶対に後悔しますから。 変わった映画を見たい方にもオススメです。
未来惑星ザルドス [DVD]
1974年3月パピヨンを観にいった新宿プラザの入り口に広告の看板がありすごく観たかったのを覚えてます。公開がその年の夏だったのでずいぶん早くからプッシュしてたのですね。後年観直すといろいろなことが理解できましたが13歳の私は単純にショーンコネリーのSFヒーローっぷりにワクワクしたものでした。ザルドスのデザインもかっこよくマスクをかぶった戦士も大好きで猿の惑星の感覚で観ていました。
未来惑星ザルドス [DVD]
低予算という縛りのせいであろうが映像的に見る価値のあるのは
空飛ぶ巨大石造ザルドスの絵だけだ。
あとは70年前半のB級映画の荒っぽい画面(テレビ版 猿の惑星ふう)。
原始的な生活をしてる文字も読めない人類とガラスで隔てられた地区に、
文明人(未来人)の町があって文明人が生活してるのだがなぜか人口密度の低い田舎の農村。
そこに町並みから服・ヘアースタイルに至るまでブレードランナーのような未来的な映像のイメージは無かった。
ただ不老不死を実現したと言葉で説明があるのみ。
目で見ただけで相手を殺せるとか言われてもねー・・
テーマは人間の暴力性やセックスを人工的(科学的)にコントロールすることの是非をとうことだと思うが。
ドラマがないというかブアマンは人の心を表現するのが苦手なのがハッキリわかる。
ベートーヴェンの第7、不滅のアレグレットが効果的使われてザルドスの荘厳さが表現されている。