6枚組で、TV・映画・CM・携帯着信音などで聞き覚えのある曲が
101曲聞けます。
1曲あたりだいたい5分前後で、短いものは1分未満や2分未満の曲も。
次々と曲が切り替わる、クラシックの有名どころ抜粋集、という感じです。
ゆったりと聞くにはちょっと向いてないですが、
これから何を聞こうかな、という入門者向けの試聴盤によいかも。
(クラシック愛好家がわざわざ買う必要は無い気もします。)
ブックレットは、CDケースサイズの43ページ冊子。
曲目リストには、原題や演奏者名がアルファベット綴りでも記載され、
全曲、使われたCMや番組名なども。
解説部分には、作曲エピソードや作曲家紹介が各曲について書かれており、
初心者にはなかなか嬉しい作りです。
ストラディバリウスのバイオリンを持つ天才バイオリニスト。
このCDは誰もが聞きなじみのある曲を集めて聞きやすく作った作品集です。
このバイオリンがもうたまらなくすばらしいのですよ。バイオリンにありがちな甲高い、物悲しい音じゃなくて、豊かで、のびのびしていて、本当にうっとりする。これがストラディバリウスか!そしてこれが天才のなせる演奏!この世のものとは思えない、完璧な音楽です。よく知っている優しい音楽ばかりなので聞きやすく、安らぎ癒されまくりです。
ショパンの夜想曲(ノクターン)嬰ハ短調はプラズマ(液晶?)テレビの「ビエラ」のCMに使われてましたね。ショパンといえばピアノですが、バイオリンでもこんなに美しいんだ・・・と本当に陶酔してしまいました。
これで2520円は安すぎます。その10倍払ってもいいくらいです。みなさんぜひ聞いてください。
映画「ラヴェンダーの咲く庭で」は、どこかコケティッシュで明るく楽しい作品です。この映画の終幕近くに主人公が演奏するヴァイオリン協奏曲がジョシュア・ベルの裏演奏で、この「The Essential」に収録されています。この曲は、ヴァイオリンの高音の澄んだ音色が、もの悲しく、晩秋の夕暮れに聴くと、少し淋しい気持ちになりますが、なぜか心がとても癒されます。 この他、いままでのジョシュア・ベルの演奏曲から選びぬかれた全28曲が収録されていてどれも洗練された選曲で秀逸です。お薦めです。ついでに、映画「ラヴェンダーの咲く庭で」もお薦めです。
最近、クラシック全般やピアノ曲含め、このような(100曲系)商品企画が多いですね。まずはお手軽に聴いてみようという方には、こういった商品はやはり大変お勧めかと思います。
聴いたことあるんだけど誰の曲だっけ?曲名なんだっけ?っていうような曲が、たくさん入っているかもしれません。
また、初めてここでいい曲に出会って、これをきっかけに、その人の作品を探求していくなんていうのもあるかもしれません。
まずは親しんでみよう、いろいろ聴いてみようという方々に、大変お勧めです。
以前購入したロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリンを聴いて以来ベルのヴァイオリンの調べに魅了されています。今回のヴォイス・オブ・ザ・ヴァイオリンもオペラアリアや歌曲集などから選んだ声楽用の曲をヴァイオリン向けに編曲した作品集ですが、前作より更に進化したと感じます。情感あふれるすばらしい演奏だけでなく編曲もしたという彼は本当に天才だと思います。
特に心に響いたのはドヴォルザークの月に寄せる歌と最後に入っている別ヴァージョンのラウダーテ・ドミヌムでした。それからアンナ・ネトレプコが歌っているシュトラウスのモルゲンも彼女の深みのある声とヴァイオリンの対話がすばらしい一曲です。
いつ聴いてもいい作品集ですが、特にちょっと気分が沈んでいる時などに聞くととても癒されます。友人へのプレゼントにもぴったりだと思います。
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