漫才ブームの立役者のこの二人の漫才は、本当の記憶に残るおもしろさです。ぜひ、漫才ブームを知らない人でも笑えると思います。時代が変わっても笑える漫才なんてそうあるものじゃございません。絶対に見るべし!
※前の人のレビューを、 見ましたが、「テレビとほとんど一緒でガッカリ」と 書いてましたが、 それは!違います!
この作品は、高畑先生が まず劇場版を、発表して その当時!作品の評判が スゴく良く! 「それならテレビ放送を」っと 異例の! 映画→テレビ放送っとなった(普通の場合だとテレビ放送評判良く→劇場版)作品なのです!
※正真正銘!じゃりン子チエのお初アニメなんです!
きょうびの!ゆとり教育世代の子は、知らんのかな〜 まあ!それぐらい!優れた作品なのにね〜
まだ「やすしきよし」が現役で漫才をやっている頃、まっちゃんこと松岡さん(著者の旧姓)は吉本興業に入社しました。まだ、女性マネージャーが珍しい時代です。先輩や仕事先の人からチヤホヤされながら新入社員生活をエンジョイしていた著者ですが、あのやすし師匠の担当になり、さんざん苦労させられながら成長していきます。
本書には、著者の成長の姿が驚くほど赤裸々につづられていました。どれくらい赤裸々かというと、この新入社員がイヤな女に描かれているのです。
入社したばかりの頃は、チヤホヤされることを当たり前のように感じる甘えた新人でした。少し仕事を覚えると、電話を切ったあと「この人、仕事する資格ないわ」と文句だけは一人前に。後輩が入社してくると、ロクに面倒も見ないで「今年の新入社員はまったく!」などと、他の会社の人にまでグチりまくります。
やなヤツですねー。
こんなヤツが後輩にいたら、こっちも感情的になって怒鳴りつけたりするかもしれません。
著者が偉いのは、その都度、少したってから反省して人間関係を改善していくところです。「やすしきよし」を育てた伝説の木村マネージャーからも信頼されるようになり、担当するタレントからも頼られるようになっていきました。
生き生きと成長していく著者がまぶしいくらいです。
とうとう、仕事をしながら酔っぱらっている横山やすしを涙ながらに殴ってしまう、という熱血マネージャーになりました。
まだ結婚退職が一般的だった時代のこと。ひと時の専業主婦生活を楽しんでいる著者の元に横山やすしの訃報が飛び込んできました。
著者の胸に去来するのは、「最後にもう一度会っておけばよかった」という後悔と、「落ちぶれた横山さんを見なくてよかった」という、相反する気持ちでした。
きっと、「やっさん」を語れるのは、木村政雄と「まっちゃん」だけなのでしょう。
何度見ても笑えるやすきよ漫才。 音声だけなのに当時の映像が浮かんできます。 やすきよならではの間合いやアドリブは今でも新鮮で楽しめます。
一見、横山やすしについて書かれた作品ではなく、作者がやすしと関わっていた時代の個人的記録で、一見関係ない内容が書かれている部分が多い印象を受ける しかし、その一見関係ないように思える内容が、横山やすしの人との接し方や他の芸人との考え方の違いを、じっくり読んでいると判ってくる テレビで他の芸人が語る以上の『悪人やすし』が書かれていて、この作者はやすしが嫌いだったから書いたのだろうか?と思わせる一方、『やすしの漫才以外での天才っぷり』も書かれており、作者がやすしと近すぎず遠からずの距離感でいたから書けた、冷静的かつ総合的な横山やすし評伝になっている
|