九州で観光レジャー事業に力を入れている青年実業家が、義理の父に稚内のデパート社長にプレゼントする新車のギャランGTOの陸送を頼まれる。
裏日本征服のための視察にもなると快く引き受けたが、それは悪夢の始まりだった・・・
ストーリーは3000キロの道のりを走る途中で何度も事件に巻き込まれるロードムービー的な話です。
ちょっと???な展開もありますが、ニヒルな田宮二郎とオレンジのギャランGTOの組み合わせがかっこよくて最後まで飽きずに観ることが出来ました。
雪で覆われた狭い道路でのトラックとのバトルは迫力があり見てて冷や冷やしました。
まさかトラックを崖から落とすとは思いませんでしたので驚きました。
女優陣も主人公を付け回す謎の女を浜美枝が、崖から身を投げるのを助けられる女を加賀まり子が好演しております。
上記二人の大物女優もいいですが、最初に旅を共にすることになった黒村雪絵を演じた戸部夕子さんがチャーミングで印象に残りました。
ラストに黒幕がわかるのですが、その黒幕の後に出てくる某大物のシーンだけは蛇足に感じました。
そのシーンで田宮さんと監督が揉めたようなことも封入のチラシに書かれてましたが・・・
某大物出演の2分のために無理やり登場シーン作ったって感じでそこだけ違和感がありました。
このシーンで☆一個マイナスしときます(笑)
ダラダラと感想述べて来ましたが、田宮二郎とオレンジのギャランGTOは本当にかっこいいです。
これ見るだけでも買いだと思います。
「白い巨塔」でおなじみの田宮二郎さん主演の「白い滑走路」です。「白い」シリーズでは、「白い巨塔」が有名ですが「白い滑走路」も見ごたえがあります。キムタク主演の「GOOD LUCK」も良かったと思いますが、そちらに引けをとらず、素晴らしいものとなっております。一度ご覧になられてはいかがでしょうか?
三島由紀夫といえば『金閣寺』『仮面の告白』などの代表作があり、ノーベル文学賞の候補にも挙げられ、あのような最期を遂げることもなければ受賞も確実視されていた大文豪です。その彼が私設軍隊?である『盾の会』の運営費を捻出するためにある女性週刊誌に連載した同名小説を原作としています。その主人公の『井戸掘り君』のモデルは後の「塀の中の懲りない面々」などの作品で知られる安部譲二さんがモデルになっているのですが、何でこんな無頼な経歴のある人が日航の客室乗務員になることができたのか?現在のように社会システムが完成されてしまった時代に生きていると理解できない現象です。映画はその原作をそつなくまとめています。ラストシーンで『井戸掘り君』をある任務に導くためにやってくる人物は渋い声でおなじみの若山源三さんなんですが声のイメージと顔のイメージのギャップが激しくてちょっとびっくりです。昔の声優さんにはこういうギャップの激しい人が多かったです。なんでもないプログラムピクチャーの1つですが原作者と主人公のモデルが後に有名人となったことからDVD化もされたということでしょうか。でもそれが却って貴重なことだと思います。
このドラマは、世界数カ国でのロケを行っています。前編よりも、こちらの後編の方が海外ロケシーンは多いです。 香港、マカオ、ハワイ、パリ、カナダのバンフ、バンクーバー、ジャスパー、ロンドン、アメリカ、ボーイングのシアトル工場、そのほか、どのロケも素晴らしいです。私は、カナダのバンフの雪が一番好きです。 前編では、浅丘ルリ子演じる綾子が、どうして、姿を見せないのか、と見ていて、いらだつ時もありましたが、第18話でやっと登場し、理由を話しはじめた時には、気持ちが分かるような気もしました。 飛行機好きの方は、もちろん必見のドラマです。
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