クドカンが大好きなんですけど、特にこの作品は演出もクドカン氏で、しかもテレビなので、なんていうかクドカン・ワールドだけど、テレビ・コードみたいな線も守られていて、その範囲で思いっきりギャグやクドカン風ウィットを詰め込んでいて、普通の人が真面目に働いて、これ見てキャー!!!って笑い転げて癒されたい、みたいなツボを、バッチリ押さえてくれると思います。お芝居のほうだと、思いっきり作りたいように踏み込んでる部分もあるので、今日はクドカン・ワールドにドボンと浸かるぞー!という覚悟になるんですが、テレビはそういうノックアウトの仕方ではありませんが、ほんとに普段普通に真面目に生きていると頭の使っていない部分を刺激してくれるような快感があります。つまり、才能でしょうし、頭もいいし・・・という話とつくりになっています!そして、時間内に収めるために、出演者たちの会話まで超早口になっている、このサービス!!!と思います。役者さんたちもすべて素敵です、若い人たち。こんなある意味マニアなドラマが作られるなんて、日本のテレビもすごいなー
竹野内さんのファンで観てみたんですが、 主人も小学生の娘たちも、ケラッケラ笑いました。 キャストが・・・(笑)そこにいるだけで笑えてしまう。 夫婦って、実はこんなゆるーいテンションで会話をしてるもんなんだよなぁって リアル感がありました。
よそのうちだから、くすっと笑えるけど、自分ちだとため息。
決して、かっこいい〜竹野内さんがいる訳じゃないけど、 ラストの夫婦の笑顔が大好き。 ノブさん(竹野内さん)のファンになってしまいました。 なんかつまんないなぁって時に、また見ちゃう気がします。
私たちの日常、人生が的確に客観的に描かれている、よくできた作品だと思いました。
私は、馬鹿で愚かと描かれているナオちゃんの、筋金入りの信念の強さにどうしようもなく惹かれます。私も人生をここまで徹底的に生きてみたい。
これは私の偏見かもしれませんが、拝金主義、物質至上主義の世の中にサムライの魂をナオちゃんに感じました。世の中お金は確かに大切ですし、馬鹿で愚かでは人生不幸に巻き込まれます。でもその一方で人間が真に欲しているものは、本当にお金なのか、とも問いかける。
何が善悪かは置いておいて、常に軸がぶれない本物こそが真に人間の心を動かすのかもしれませんね。
テレビの第2シーズンもそうでしたが、「作品」として考えると、個人的には第1シーズンだけでも良かったと思います。
人気なのはわかりますが、第1シーズンでの終わり方(とゲームが始まった理由、主催者・北大路欣也の存在感)がとても良かったので、それが無意味になってしまうような気がして、少し戸惑いました。
この映画もテレビ第2シーズンも確かに面白いのですが、第1シーズンほどのインパクトはなく、主人公・直の現状(父親の看病をする健気な少女)や秋山の詐欺師になった過去も描かれ、とても奥行きのあった第1シーズンに比べ、第2シーズン以降は単にゲームを主体にしたドラマになってしまい、残念でした。
(テレビ第2シーズンでは、オリジナル(なんですよね?)の女性ライバルとの過去の因縁みたいのもありましたが)
あと、これは仕方ないところかもしれませんが、主人公を演じる戸田さんが成長してしまい、第1シーズンの「清純な少女」である「バカ正直の直」から、ちょっと大人の「女」になってしまったことです。
「直も成長した」とも言えますが、せめて髪を第1シーズンのようにストレートにするなど、メイクでいくらか以前の直をとどめて欲しかったです。
やはりあのあどけなさ(地味さ?)が、「直」であり、「ライアーゲーム」の主人公たる理由だと思うので。
最後に明かされる事務局(主催者)の秘密も、微妙。
これならやはり第1シーズンが一番良かった。
ちょっと不満気味な話ばかりでしたが、何より戸田恵梨香ファンになったきっかけの作品(のファイナル)ですし、彼女も今作ではそうとう苦労したそうなので、もちろん商品は買いますよ!
インドに行ったことのある人なら、思わずうなずく場面が多々ある。空港出口の混雑、三輪タクシー、物乞い、お世辞にもきれいとは言えないホテル、ヤモリ等。
牛は神聖なはずなのに、外国人相手にステーキを食べさせる店があるのも事実。
列車は日本人の感覚では相当汚い。窓が汚れて外が見えないこともある。雨が降れば(日本人の感覚では豪雨とは思えないのに)数時間遅れる。
もっとも、列車は揺れないからまだいい。がたがたの道路をバスで移動するのはもっとキツイ。
日本国内で撮れば「アホなドラマ」でしかないが、インドで長期間ロケしたのは立派!乾期の終だと40度を軽く超えるしね。1ヶ月もいれば、キャストもスタッフもくたくたになる。
長澤まさみが運動神経抜群だと聞いてはいたが、服をつけたまま見事にバタフライするのには驚いた。演技も少々オーバーなところが、かえってすがすがしい。
オチ=てるこ(長澤)を騙した日本人のその後の顛末 も笑えた。
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