初めは上巻・下巻を読みましたが、どうしても登場するダヴィンチの絵画などが観たいと思い、結局愛蔵版を買いました。美術や歴史を絡めたストーリーなので、登場する美術品や建造物を目で見ながら読めるほうが断然わかりやすいです。初めから愛蔵版を買えばよかったと思っています。まるで本自体が美術品のように美しく、まさしく私の愛蔵書になりました。たくさんの美術品を収録しており、紙質もいいもので、重いことも全く気になりません。むしろ、上下巻に分かれておらず、重く厚いからこそ愛蔵書になるのです。これから読む人には愛蔵版をお勧めします。もし、通勤で読みたいのなら、上下巻のほうが軽いのでいいかもしれませんが、ストーリープラス目でも楽しみたいのなら、断然愛蔵版をお勧めします。
「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウンの書いたロバート・ラングドンものの映画化です。
前作の「ダ・ヴィンチ・コード」は映画化にかなり無理があり、フアンの方はがっかりされたと思います。
今作は、バチカンが舞台になっていますがキリスト教的要素は薄くアクション性のつよいものとなっています。
その分、判りやすくスピーディーな作品に仕上がっており、原作を読まれたかも楽しめる作品になっており、お勧めです。
原作と出会った時、その精緻な構成による謎解きの連続と、フィクションと現実世界の狭間を行き来しながら紡ぎ出される独特の世界観に引きずりこまれ、一気に読み切ってしまいました。こうした独特の世界観を持つ作品を映画化することは難しく、原作を読んだ人に満足感を与えることは困難だと言われていますが、これらの作品は、原作を読んだ後に見ても、その世界観を損なうことなく楽しめます。
面白い。
まず、この世に魔女と魔術師と、デーモンと、ヴァンパイアという、人ならざる存在があるって言う設定が面白い。
しかも、日常に溶け込んでるって言うんだから。
あと、最初のほうの場面では、オックスフォード?の空気に触れて,その図書館にいま自分もいるかのような感覚を起こさせてくれる。
下巻では、ほろっとしてしまうところもあったり。
翻訳者様の努力もすごいけど、とにかく最後まで息つく暇もなく読んでしまった。
連休中でよかった、と思った作品です。
上下セットでの購入をお勧めします。
魔女の血をひく歴史学者ダイアナは、オックスフォード大の図書館で、ある錬金術の写本と出会います。その写本を巡り、ダイアナを巡り、クリーチャーたち(魔女、魔術師、デーモン、ヴァンパイア)が策動します。ヒロインを助けるのは、ヴァンパイアでオックスフォード大の天才科学者、マシュー。惹かれあう二人、だけれどもそれは、クリーチャーの世界をひっくり返しかねない恋で…。
写本の謎を追うダイアナとマシューの旅は、オックスフォードからフランス中南部、そしてアメリカへ。ニューヨークの叔母の家にたどり着いた、二人。
上巻も読ませてくれましたが、下巻はまたまた、環境設定が圧巻!
叔母さんの家は、スバラシく楽しいっ。
幽霊わんさか、家も息づき、…ナンテコッタイ。
そして集結する、秘密集会。
グレイゾーンから、一気に旗幟を鮮明に。
描写もすばらしいことながら、下巻でぐぐっと物語の行方が明らかになり、ますます魅力たっぷりのデボラワールド。
マシューを守ろうとする時だけ発動する(らしい)ダイアナの最強の火の矢、ウィッチファイア。傷ついたダイアナを抱えれば、その保護意識のために危険で誰も近づくことのできない、マシュー。
二人の愛が、とても美しくて、はっとします。
文字通り、世界を変える二人の愛は、この世界の二人の周囲に「はた迷惑」とさえ言えるような騒動の元なのですが、それを容認するほどに、容認できなくても引きずられてしまうほどに、純。
んまあああああ。
何度読み返しても、じっくり楽しめる、そんな物語です。
マシューの騎士団とは?デーモンの遺伝子とは?ダイアナはどう成長するのか(なにせ、最強魔女の因子を持ってますから)?次を考えると、わくわくします。
…って、めっちゃ序章ですやん!
乞う、次巻!
|