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30年もシンガーやってれば、声質の変化は当然ながらあります。
 
 パッと見の容貌こそ、デビュー時からしたら凄い変化(笑)ですが、今もなおいい歌声してますねぇ。本当に感心してしまいます。
 
 
 千春の歌声って、ボサノバ調の曲と相性抜群なんですよね。オリジナルではもう一度が収録されてます。色褪せない名曲です。
 
 どうぞこのままや別れのサンバを選曲した辺り、意図が良く分かり、心底納得しました。
 
 なにかと誤解されやすい松山千春ですが、その歌声は本物です。先入観を捨てて是非とも聴いてみて下さい!
 
 
   
一世代前のこの人を、和製ボブディランとかフォークの神様、なんて呼ばれてたこの人を、
 なんかめんどくさそうな、なんか気難しそうな、なんか妙に屈折してそうな。
 
 そんな人かな、と思ってましたのはなんででしょうか?
 
 力が抜けててカッコいいわ〜
 自然な教養人っぽさがすてきやわ〜
 関西弁の語り口がここちよいわ〜
 
 自分を客観的に見る、って
 簡単そうだけど、そんな人めったにいないんだよね。
 
 頭よくて繊細で男らしい(死語?)
 感じええ人やわ・・・
 
 よほど、苦しみはったのやろうな。
 今は、幸せそうでよかったな〜
 
 
   
このCDを買う人は皆「同志」でしょう。
URC時代からの「追っかけ」でしょう。
 同志の皆さんに懺悔します。初回限定の
 マウスパット欲しさにこのCDを買い記念に
 飾って聞いていませんでした。
 でも「岡林、信康を語る」を買い、一気読み。
 たまらなくこのCDが聞きたくなり開封。
 いやー、染みいります。同志の皆さん、
 本を読みレクイエム聞いたら、次は「歌祭り」です。
 
 
   
1960年代後半世界が熱病のように被われた「政治の季節」への関心の度合いで、岡林さんの1、2枚目の印象は多少違って感じるかもしれません。
 戦争の悲惨さを身をもって体験した全世界は、平和を希求したにもかかわらず、
 米ソ冷戦の激化により再び戦争の危機が近づこうとしていました。
 そんな中、声をあげたのは世界中の若者でした。
 「ベトナムに平和を」「安保反対」「学内民主化」、まさに熱病です。
 若い方には信じられないと思いますし、人それぞれの主義主張、信条が
 あるだろうと思われるでしょう。しかしこれは世界に広がった「熱病」
 なのですから、いかんともできません。しかしながら、岡林さんの歌は
 熱気を煽るだけの歌ではなく、内包する矛盾もひっくるめて聞かせて
 くれるとこなど、いまだ色褪せぬ由縁ではないでしょうか。
 
 割り箸を使わないことが今日からできるエコだとしたら、あの頃は髪を
 伸ばすことが今日からできるささやかな反体制でした。
 (50歳以上の人間の9割以上が長髪だった過去があるのでは、、今さら語れないトホホですが)
 社会を包んだ連帯感の中で神様といわれた(祭り上げられた?)のが岡林さんです。
 そんなわけで、時代背景とセットで味わうと、楽しめます。
 永遠の神様でいてください(えんやとっとも好きです)
 
 
   
 私がこの曲に出会ったのは・・・たしか15,6歳のころでしょうか。フォークギター買いました、新宿にも行きました。駅で二晩ぐらい野宿したでしょうか。もちろんこのLPレコードも持っています。今は、バンドをしている、プータロー息子のてにありますが。早く聞きたい、今のこのオーディオ、車の中で。 早く送って~!!
 
 
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