レコード・コレクターズ 2012年 03月号 [雑誌]
今号は、さすがの内容です。
サム・クックは、例の紙ジャケの頃だけにかたよらず、全体像を見事に描き上げ、さらには、マニアでないと、と思うようなスペシャルティ・レーベルの頃の特集まである。すごい。
そして、なんと、スマイルボックスの再特集である。これが、また良い。お高い日本盤ボックスを買って、そのあまりの解説等のひどさに泣いた私には本当にありがたい特集でした。
トッドの特集もこれくらいの騒ぎようでいいんじゃないでしょうか。
さて、次号はウォールの特集。狂気ボックスがひどかっただけに、輸入盤で済ませようと思っている人も多いのでは。私も輸入盤なら買おうかなとも思っています。さて、レココレがどんなふうに切り込んでいくのか楽しみです。
アルティメイト・ヒッツ
BOB SEGER SYSTEMからSILVER BULLET BAND、2006年の直近作までのすべてのオリジナルアルバムをリマスタしたうえでSHM-CD紙ジャケットシリーズとして一気にリリースしてほしい。このところ一時期ほどの人気がみられない紙ジャケ再発であるが、こんなアーティストの紙ジャケが売れるのか?というシロモノばかりでうんざりだ。ひどい場合には限定と称して何度も何度も繰り返し発売する始末。とにかくこのアルティメイト・ヒッツを機にシーガーの作品紙ジャケ化をぜひとも検討してもらいたい。ウィングスのように本気で限定とすればそれなりに売れるはず。
クリスマス・エイドI
このアルバムが発売された頃、丁度日本がバブルに酔いしれていた時でした。
街中人があふれ、このアルバムの曲がいたる所から流れているのを憶えています。
チャリティーアルバムでジャケットのデザインはキースへリングで、このアルバムの翌年にエイズになり、
彼もこのアルバムに参加した重要なアーティストでした。いま聴くと当時の華やかな曲がかえって懐かしさと寂しさが感じられ、
何か複雑な気持ちです。
でも、やはりクリスマスには欠かせないアルバムの一つですね‥。