Thank You
1993年リリース。ファンクラブのバックアップで制作されたらしいアコースティックアルバム・・・ジャケには、応援してくれた方々の名前が列記されているようです。POSITIVE ENERGY RECORDSと言う所からのリリースなので、ほとんど自主制作盤と言った趣です(日本盤でその後リリースされた事あるんだね!)。個人的に当時入手には苦労した記憶があります、高かったし(涙)。内容としては、美旋律が奏でられるギターインストアルバム・・・ヒーリング的な感覚の仕上がりですね。AMAZONではMSGと記載されていますが、完全なるソロアルバムなのでバンドと勘違いしないでください。この頃は本当何をやってもうまく言ってないあたりだったと思いますので(決めつけ、笑)、リハビリテーション的な意味でこのアルバムはとても重要だったと感じます・・・普通のギタリストじゃ、やっぱり作れない旋律ですもん!!とは言え、エレクトリックなマイケルが好きなんで、このアルバムは聴く機会はほとんどないのが正直な所。今日は久々祝日休みで、CD整理していて見つけた次第(笑)・・・当時どこで購入したんだろ、なぞだ。
ライヴ
UFOが残した傑作ライブです。1979年の作品。クリサリスレーベルからリリースされています。
アナログ盤でリアルタイムで聴いた印象としては、何と言ってもギターのマイケル・シェンカーの何とも言えない色気をもったプレイにただ驚いて、毎日のように聴いていたことを思い出します。「Lights Out」でまるで鬼神のように弾きまくるマイケル・シェンカーのソロは、いま聴いてもまったく色あせません。フィル・モグとの確執や過酷な労働条件など、決して恵まれた時期ではなかったはずなのに、生真面目に弾きまくるシェンカーの姿に、決して手を抜かないゲルマン魂を感じさせます。
The Best Of UFO
歌詞カードついてませんが、ライヴ・スタジオ録音共に音質もいいし手軽にUFOの有名曲を聴きたいと思っていてその事を気にしない方にはいいと思います。
個人的には歌詞カードは欲しかったので☆をひとつ減らしました。
Strangers in the Night (Exp)
UFO時代のマイケルシェンカーのギターは、独特の哀愁が漂っています。これは聞いてもらうしかないんだけど、ブルースが基本の人や、早弾きを売りにしている人たちともまた違った哀愁というか、切ないギターだと思う。 MSGになってからはもう少し明るめな印象を受けるので、やはり当時の孤独が、皮肉にもマイケルのギター、ひいてはUFOのアイデンティティとなったような気がします。 勝手な想像ですが、マイケルの気持ちは浮き沈みが激しくて、それがUFOの明るい曲調と暗い曲調の大きなギャップになっているのかなと・・・思ったりしました。 このアルバムはライブでのマイケルの熱く、悲しいギタープレイが聴けるだけでなく、UFOの中で最も充実した演奏を聴けるアルバムといってよいと思います。オーバーダビングのうわさも聞きますが、そんなことはどうでも良い事と思えるほどのプレイです。必聴!