名前のない女たち [DVD]
テーマとしては面白いと思う。
内容に緊迫感が無く、殺人シーンなどは学芸会レベルの出来。
ネクラなOLがコスプレAV女優に転身するギャップがみごとに演じられていて面白いと思う。
全体的に迫力に欠ける。絵的には奇麗に撮れている。
なんだか、歯車がかみ合っていない感じがする。
国際映画祭に出品するような作品には仕上がっていない。
名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫)
たまたま手にした。
立ち読みしたら、とまらなくなり、購入。
一気に読み上げ、あまりの理不尽さに、号泣した。
子は親を選んで生まれてくると言うが、親だからと血を盾に子を追い詰める。
どこまでが家族として許されるのだろうか。
本を読み、悔しくなった。
親でも犯罪は犯罪としてもっと取り締まるべきだ!
家族からの性的虐待に日本は受け入れる場所がなさすぎる!
遡り、シリーズ読破中。
読めばよむほど虚しくなる…あまりに辛い
裸心 ─なぜ彼女たちはAV女優という生き方を選んだのか?─
この手のインタビュー本にありがちな過激な性描写や悲惨な過去の話などが、他の類似書と比較して圧倒的に少ないです。
そのため、読み物としては迫力に欠けるのではないかと思われるかもしれませんが、逆にそこがリアルに感じました。
AV女優=特別な人、という考えは本を読み進めているうちにどんどんなくなっていきます。話しを聞いているうちに等身大の彼女たちの姿に共感するところが多くて、AV女優と言っても手段が違うだけでこの世の中で何とかして生き残っていく、生活していく、夢を叶えるために頑張る、という姿は何も自分たちと変わらないんだなと私は思いました
インタビューしている著者は良い意味でも悪い意味でも女のことがとにかく好きな人という印象を受けました。女のことが好きだからこそ、フレンドリーな態度をとったとしてもある種の尊敬のようなものを持ち続けていました。女の人を下に見ずに尊敬してインタビュー…というよりはお友達と飲んでいる感覚で話してくれていたので、彼女たちの本音がずばずば聞けたような気がしますし、こんな風に話せば女の子も色んな事を話してくれそうだな、と参考になる点が多いです。
AV女優のインタビュー集というよりも、たまたまAVという仕事をした女性たちの等身大の会話集という感じでとても新鮮な本でした。
名前のない女たち―企画AV女優10人の人生
お店に行くと「今週の人気ベスト10」みたいなランキングを目にします。本書に登場するのはそういったランキングとはちょっと縁がない「企画系」とされる女優さんたちです。
私は女優さんの経歴といったものには無知だったのでなんとなく購入。色々な生いたちが紹介されていますが、なかには衝撃的な半生や私生活も紹介されてあり驚きました。
紹介されている人達のAVに対する考え方が色々である点が印象に残りました。ある人は単純にお金が欲しい、引退したら無かったことにしたい。しかし、別のある人はもっと良い作品に携わりたいし、自分が関わったということを記録に残したい。などなど。
ちなみに紹介されている方々は全員引退されている模様。私もAVにはよくお世話になっているのですが、「お疲れ様」という気持ちと筆者のあとがきにある最後の文章と同じ気持ちになりました。