デュエルセイヴァー ジャスティス―オフィシャルファンブック
基本的にはこの手の本によくある構成です。
半分はキャラクター紹介に始まり、表情やポーズのパターン紹介(戦闘時含む)、CG紹介(原画も少し収録)、イベント・戦闘時の背景紹介、テレカや雑誌等で使われたイラスト、初期設定集や絵コンテなどなど普通のビジュアルファンブック。
もう半分は使用可能全キャラの技(コマンド)やコンボ等の紹介(ただメインキャラ以外はかなり手抜き)、格闘ゲームの攻略本見たいな感じです。ただそれなりにやり込んでるプレイヤーには物足りない内容かと思います。
また巻末に現実世界のバレンタインデーみたいな日の話がショートストーリーで掲載されてます。カバー裏には公式サイトで紹介されてる4コマも密かに収録。
評価は星4つとしましたが、個人的には星3.5って感じです。イベントCGで未収録のものがあったり、ファンしか買わないような本なのにナナシの正体がはっきり書いてなかったり、攻略も中途半端と不満も…まぁ読んでればわかるんですが。
買って損したと言うほどではありませんが、全体的にボリューム不足かなと。
構成もオーソドックス過ぎてもう少しヒネリが欲しかったですかね。
DUEL SAVIOR 通常版
キャラクターイラストは癖の強い絵柄ですが、個性として馴染めるでしょう
システムはとてもユーザーライクな仕様 ただしウィンドウモードにする為にはハイカラー16bitにしないといけないと言う変な仕様はいただけない
シナリオは進めるごとに所々詰めの甘さが浮き出てきます
何故主人公が召喚器を呼び出せるのか、召喚器とは結局何なのかという伏線が回収されていません(これの追加シナリオのJUSTICEをプレイしていないのですがその辺は解決されているのかは知りません)
ヒロインを攻略する順番があるのですが、最後に攻略出来る主人公の妹・未亜ルート
初めて美少女ゲームをやる人で妹キャラに希望を抱いている人にはこれで軽いトラウマを植え付けられます(笑)
あと主人公の性格は最後まで好きになれません 特に理由も無く努力も無く超人能力を得たのに偉そう
ついでに敵となる四天王の魅力が全く無いのも× キャラ立てをしっかりして欲しい所
そしてこの作品の目玉であるアクションパート
操作が簡単に出来る横スクロールアクションなのですがレベルをハードにするととてもきっつい難易度で楽しめます
敵のガードがノーマルでも固くてこちらの攻撃が通らず爽快感があるかと言われると微妙ですが…
個人的にリリィを使うのが楽しいです
シナリオは今一つな所がありますがアクションは楽しめる人には楽しめるでしょう
現在は特典CDのついていない通常版を割と安価な値段で買えるので長く楽しみたいのなら買ってみて損は無いでしょう
デュエルセイヴァー デスティニー(通常版)
恋愛ADVにアクションバトル要素が加わった珍しいタイプのゲームです。
剣と魔法とモンスターといった王道系ファンタジーをライトノベルの感覚で読めるシナリオですが、特筆すべきは鳥肌が立つような燃え感覚を味わえる点にあります。
感情を揺さ振られるシーンの節目節目に自分で操作するACTバトルパートが挿入されているためシナリオやヒロインへの感情移入度がケタ違いになっています。
基本、戦争モノなのでシリアスな展開になる影響もあり「絶対に守ってみせるっ!」とか「コイツには指一本触れさせねぇ!!」などなど、書いててちょっと恥ずかしいんですが自然とそういう感情にさせられてしまうのがこのゲームの恐いところ。
BGMも「千年の想い」「Traitor!」「最終防衛線」など、感動シーンや燃えシーンを盛り上げる良質なものが揃っています。欠点を挙げるならやはり共通ルートがちょっと長いこと(スキップ機能がかなり高速なのが救い)。それでも個別ルートのあまりの熱さに許せちゃうんですけどね。
最後になりますが、きっと値段以上に楽しめる作品だと思いますよ。