黄金の犬
「CD黄金の犬」のレビューを読まれている貴方、
「大野サウンド」がお好きならば、絶対お勧めの1枚です。
数ある大野氏のOSTの中でも、これは傑作中の傑作!!
CDならではの高音質に1曲目から鳥肌モノw。
とにかく、
大野雄二氏の世界にどっぷり浸れ、至福の時間を過ごせます・・。
優作さんの「遊戯シリーズ」等、、、
この頃の「大野サウンド」は本当に素晴らしいです!!
「紙ジャケ」「当時のインサート」「リマスター録音」
そして、劇中印象に残っている曲はほぼ収録されていますよ。
・・買うしかないでしょう?
日活100周年邦画クラシック GREAT20 八月の濡れた砂 HDリマスター版 [DVD]
日活独特の青春映画の幕を開けたのが中平康の「狂った果実」ならば、終焉を飾ったのがこの映画だろう。
上品な東宝と違って終始、捨て鉢な青春像を描き続けたこの映画会社に相応しき最後の傑作。
石川セリの気だるくも甘く切ない主題歌はこの直後、成人映画専門となる日活だけでなく、斜陽を迎えた70年代日本映画への挽歌のようだ。
それにしても藤田敏八の登場は遅すぎた。日活全盛期に彼がいれば・・・とつくづく思う。
電撃!!ストラダ5 DVD-BOX
石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎を擁し、昭和30年代の日本の映画界、
いや、日本の社会に活気を与えた「日活」、
やがて映画が斜陽の時代を向かえ、日活はロマンポルノの世界に活路を見出し、かつてのような爽快で骨太なアクションドラマは姿を消したかに見えた、
だが、昭和49年日活は当番組、「電撃!!ストラダ5」を制作放映する、当時児童達に人気の「変身ヒーロー番組」のニュアンスと「スパイアクション」の構図、流行の兆しを見せていた「刑事ドラマ」の骨子をもって制作された本作は放映より40年近い時がすぎてもなお、見るものの心を惹きつける魅力に溢れた佳作である、
特に第一話におけるカーアクションと銃撃戦の迫力には、斜陽メディアと揶揄されながらもなお燃えくすぶる映画人の魂を観るだろう、
本作に出演した多数の有名俳優についてはいまさら語るまでもないだろうが、説明不要の大御所「宍戸錠」、「地井武男」をはじめとし、
仮面ライダーアマゾンでも主演を勤めた「岡崎徹」、
ワイルドセブンの飛葉大陸こと「小野進也」、
飛び出せ!青春の名脇役、「剛達人」、
今で言うグラビアアイドル的な存在だったロマンポルノ界の清純派、「山科ゆり」、
脇を固めるのはビッグノバの構成員を演じる「JFA」、「スペクトルマン」の公害Gメン渡辺高光率いるアクションチームのメンバー達、(電人ザボーガーのスーツアクター田尻陽一郎も在籍、本作にも出演した、)
キャラクターデザイン&メカニックデザインは「戦えオスパー」から「メカンダーロボ」「キャプテン翼」、「魔法陣グルグル」等で活躍したベテランアニメーター「岡迫まさひろ」、氏はレインボーマン(実写版、アニメ版共に)のデザインも手がけている。
そしてプロデューサーは日本初(世界初)のTVアニメ、「鉄腕アトム」を皮切りに、「レインボーマン」「流星人間ゾーン」「まんが日本昔ばなし」等の傑作を世に送り出した「衛藤公彦」、
それらを日活の「映画監督」「映画スタッフ」が、子供達のためにひざをかがめて、子供の視点にあわせて作ってくれた本作は随所に「大人の」香りを漂わせながらも、明快で痛快な娯楽作に仕上げている、そしてそのことが視聴者である子供達の「大人」への憧れを導き出す、
いわゆる「大きな子供」のためのヒーロー番組とは正に対極の「小さな大人」の為のドラマ、
それがこの「電撃!!ストラダ5」なのだ。
(本作は放映以後、長らく幻の作品とされ、初のDVD化を果たした2002年度版のBOXは、プレミア価格で取引されていたが、廉価版の本商品の登場によって多くの人々が容易にこの快作を視聴することが出来るようになった、未だ未見で本作に興味のある方、是非視聴されたし。)
ちい散歩 地井さんの絵手紙
地井武男さんが亡くなった。さびしい。いまも元気で散歩しているように思う。
「風」「絆」「伝承」のカテゴリーでまとめられている。歩いた箇所は、浅草、千駄木、柴又、永福町、向島、広尾、四谷、蒲田、代々木上原、自由が丘、戸越銀座、葉山、横浜〜山手、白金、護国寺、浦安、北千住、高田馬場、下高井戸、下北沢、調布、高輪、白山、高円寺、田端、千歳烏山、上野公園、御徒町、茗荷谷、浅草橋、小金井公園、用賀、錦糸町、砂町、芝公園、人形町、駒込、亀戸、小岩。
テレビ朝日の朝のこの番組を時々見ることもあるが、この本に紹介された頃(2006年4月〜2007年3月)は、この番組の存在を知らなかった。見開きでスポットの地井さんの文章で紹介され、地井さんの水彩画がついている。楽しい。
しかし、わたしの知らない地域が断然多い。魅力を感じる。地井さんは小学校低学年の頃に親から絵を習わせられたとのこと。俳優だけに撮影所に強い思い入れが感じれる。石原裕次郎は「永遠の太陽」とか(p.31)。そして旧い東京の臭い、風情、人情が好きで、現代のビルとの相克を嘆いている。白金の「自然教育園」はいいらしい(p.34)。相撲も好きなよう(p.54)。「田端文士村記念館」は懐かしかった(p.59)。2008年6月8日(日)、新宿の紀伊国屋で地井さんのサイン会でこの本をもとめた。
大空のサムライ デラックス版 [DVD]
今は亡き、元海軍航空隊の撃墜王・坂井三郎氏の著書「大空のサムライ」の自伝を、1976年・「丸山誠治監督」が映画化する傑作航空戦争映画。
激しい戦闘に明け暮れる日々においても、零戦と空戦に青春を賭け・生きることに執念を持って挑む撃墜王。
ゼロ戦お得意の格闘戦に巻き込み確実に敵機を撃墜する戦法・一式陸攻の悲劇的なエピソードなどを盛り込み、真剣勝負に勝ち抜いた零戦のエースを描く展開は圧巻!
また、敵戦闘機の攻撃で負傷しながらも不屈の精神で奇跡の生還を果たした「撃墜王サカイ」の壮絶な物語。
実物大セットと模型による零戦、模型でP‐38・P-39などが登場します。
・・・・・平成12年9月22日・帰らぬ人となった「大空のサムライ」のご冥福を祈ります!