世界の中心で、愛をさけぶ 完全予約限定生産DVD-BOX
愛を叫ぶなんてそんな恥ずかしいことを、地球の中心で?
実はこの映画、試写会にペア当選したのですが、タイトルからして臭いので義理の妹に権利を譲ったような次第。
それから随分経過して、観たいDVDがネタ切れしてきたので観てみたら、これが相当良かった。映画館で観れば良かったと少し後悔。
朔太郎の17年はともかく、私も17歳の時の彼女のことを10年以上引きずってたんですよね。完全に忘れて過去に出来たのは30歳になって今の嫁さんと出会ってから。17歳の時の彼女と今の嫁さんはよく似てたりします。
この映画を観てからそんなことを思いだしたら嫁さんに優しくなってしまいました。そしたら嫁さんに気味悪がられたり、浮気を疑われたりしてます。
世界の中心で、愛をさけぶ <完全版> DVD-BOX
とにかくよくできている。全11話ながら展開・構成に無理がなく、かつ1話ごとにしっかりとしたトピックスが存在する。「恋人が白血病をわずらった」というありがちなテーマの中で、映画版では取り上げられていなかった周囲の人々とその葛藤描写が素晴らしい。特に双方の両親の存在がこのドラマをいっそう輝かせている。その他、伊豆の海や写真(カメラ)、絵本、そしてカニクリームコロッケ(笑)などの「やさしい日常」の中にある「避けられない現実」のコントラスト、そしてどこか、終焉へ確実に歩み寄っているという緊張感が見事に描かれている。終盤、精神崩壊に陥りそうなくらいに思い悩む朔が、その胸の内を吐露していく語りの部分が個人的には好きである。最終話のエンディングは我々視聴者をみな幸せな気持ちにしてくれたはず。
世界の中心で、愛をさけぶ DVD-BOX
もともと、流行りものが好きじゃない僕はオンタイムでは見ず(身内の闘病時という事もあったが)、なにげなくレンタルで映画版を見て「まぁ悪くは無いな(ツッコミ所はいくつはあるが良作の部類。でも特別どうこうじゃない。)」程度の感想しか持たなかった。ちなみに小説は最近(あまりに評判イマイチなので少しのつもりが)立ち読み2時間程で。こちらもまた悪くは無いけど、これ以上の作品はたくさーんある。
それが偶然見た4月の再放送ドラマで心を鷲掴みにされ、次にはもうDVD-BOXを買いに行っていた。ドラマDVD-BOXなんて初めて購入した。
主演二人の素晴らしさについては皆さんと同じで、それも大きな要因だろう。(本当に二人の日々の世界があったように思えてならない)
でもなぜなんだろう。ストーリ(結末)は分かってるのに(言ってみれば昔からよくあるシンプルな話だ)、何度繰り返し見てもまた見る度に違う所で、35歳過ぎの大人が嗚咽を漏らして泣いてしまう、まるで小学校低学年のように。今までおもわず涙のでる作品はいくつかあったが、とても全く比較にならない。
なぜこの作品を見たあとやさしい気持ちになれるのか、思わず空を見上げてしまうのか、何気ない日々の生活に感謝することができるのか。また同様の体験をされた方々の共感(支持)を得ているのか。
とにかく今まで先入観から毛嫌いしていた人食わず嫌いな人、1度レンタルでもいいから手に取ってほしい、途中からでもいい(実際僕も途中から見た)。たぶん次には全巻借りるか、DVD-BOXを購入しているでしょう。
プロデューサーからキャスト・脚本・映像・音楽・美術・そして演出、すべて丁寧に魂込めて作られた、日本ドラマ史上屈指の名作だと思います。
金曜ドラマ世界の中心で、愛をさけぶMEMORIES
映画のビジュアルブックにとても良く似てます。
ドラマのワンシーンと、その時の言葉が載ってます!
映画とは、また一味違う感動です。
オフショットなどもあり、カメラが回ってない時の
山田くんと綾瀬さんなど見れたりして、とても新鮮です!
2人が仲がいいのが伝わってきます!主演者のインタビューも
載っていましす、柴咲コウさんの「かたちあるもの」の歌詞も載ってます。
写真には、亜紀がサクにキーホルダーを渡す最初のシーンから、
亜紀が空港で倒れてしまうシーンまで、細かく載ってます。
たぶん、1話~最終回までも、ワンシーンが必ずあると思います。
おじいちゃんが亡くなってサクが泣くのを亜紀が抱きしめるシーンの
写真は、とにかくキレイ…。そんな感想しか出てきません。
この本一冊で、ドラマの世界にドップリ入り込めると思います!
世界の中心で、愛をさけぶ 小学館文庫
話題になった後からどういう作品かを知りたくて読んで見たいと思いました。本書は、映画化、ドラマ化、舞台化されている作品です。私は、映画もドラマも舞台も見たことがありません。私の感想は、本書がそれほどもてはやされるほどの価値があるようには思えない作品のような気がするなあ。情景描写がそれほど巧だということでもないし、作品にのめりこむことができなかったなあという感じがしました。無人島で2人っきりになっているところで2章が終わっているのに、突然3章でアキが白血病で入院しているシーンがあるというところで、話の展開がわかりずらいなあという感じがしました。
本書は、朔太郎の回顧録みたいな形式で書かれているので、キーポイントごとに章立てがされています。もっと、アキと朔太郎の純愛の編年紀みたいにしたほうがいいのではと思う。アキと朔太郎の純愛の歴史と2人で白血病を乗り越えていく過程というのを時系列で並べていったほうがいいように思えるなあ。
本書のテーマは、愛する人を亡くしたときにどう振舞うかだと思う。本書の表現にあるように「不在は残されたものに悲哀をもたらす。」ということだろう。死んだ人(アキ)の形見や面影というものがその人(朔太郎)の中に息づいているということだと思う。
しかし、本のタイトル「世界の中心で、愛をさけぶ」はぜんぜん違うような気がする。オーストラリアで、愛をさけんでいたわけではないだろうしね。