ワープロで私家版づくり―編集・印刷から製本まで
初めて本を作ろうと思っている人には、すこし難しいかもしれませんがワープロの心得がある人ならば、読んでいくうちに理解できそうです。
自作の本というのは、思い入れが多くアイデアばかりが先行し、なかなか作れないものではありますが、この本はそのあたりを、うまくリードしてくれているように思います。
アンコール
1981年にフォーク・デュオ・グループ「雅夢」(がむ)として「愛はかげろう」でデビュー。1985年に雅夢を解散した後、ソロ・アーティストとして活動を続けてきた三浦和人(三浦雄也)の、これが初めてのベスト盤。今ではCDの入手がかなり困難となっているアルバム「アビチュード」や「7年目のアンコール」の楽曲も多数収録。「マイナー・コードの三浦」と自称するだけに、彼の作る曲たちの叙情性は随一。その世界をじっくりと堪能できる。時々現れるポップな曲を嫌う向きもあるが、そこは彼のチャレンジ精神を称えつつ、新たな飛躍を期待したい。雅夢時代の曲(ポプコン・マイ・リコメンド/雅夢)と聞き比べるのも良し。
歌姫3~終幕
初めて男性歌手の歌のみをカヴァーし、10年以上に渡った歌姫アルバムシリーズがココに完結する。個人的に歌姫2との間が短かった為、もっと期間をあけても良かったのでは…と思ったが、実際、完成した歌たちを聞くと、やはり聞き惚れる。
ただ感情を込めるだけではない、それでいて素っ気無くない、絶妙な表現の仕方は彼女独特。上手に聞かせる事を意識せず、感じた事をどぅ唄えば聞き手に伝わるかを心得ている。名歌手たちの真似ではない、カヴァーの形がココにある。何度聞いても心に染みる。彼女の歌に共通して思える感想。
また、このアルバムは2004年12月01日発売の歌姫 BOX~Empress~にて超豪華愛蔵盤として収録されている。