フィーリング・グッド
最近のJoe Sampleは大人しくまとまりすぎてもう少しスリルがほしいなあと感じていましたが、レイラ・ハザウェイとの『The Song Lives On』は久々のheavy rotationでした。しかし、今作はあっさり超えたネ。それもそのはず気心しれたRandy Crawford、プロデュースもLiPumaですもの、共に戦った年数が違いますがな。中でもオススメは、イントロがマイケル・マクドナルドを思わせる04.Rio De Janeiro Blue〜『Midnight Cowboy』のテーマ曲で故ニルソンの大ヒット08.Everybody’s Talkin’〜アルバート・ハモンド、レオ・セイヤー、ルーサー・ヴァンドロスも喜んでいるでしょう09.When I Need You…などなど。全ての演奏でプレイヤー同士の安心感みたいなものが伝わってきます。ついでにご本家の“STREET LIFE”が聴けたら最高だったなー、と思うのは贅沢ですネ。
ソング・フォー・ユー
音楽は、時代の空気を感じさせてくれます。青春特有の感受性を持ちながら、世の中を見つめていた頃は、特に。
ここに収録されている数々のラブ・ソングは、50年代から80年代にかけて大ヒットした曲を有名なアーティストがカバーして歌っています。
懐かしの名曲揃いのCDでしたから、今日、衝動買いをして今聴いています。
1曲目のエア・サプライの「ウィズアウト・ユー」を聴いた瞬間から、懐かしい時代の空気が部屋に流れてきました。マライヤ・キャリーの歌で有名ですが、70年代に流行ったニルソンのあの歌声を思い出しました。エア・サプライの演奏もとても良かったですよ。
今は亡きカレン・カーペンターの温かい声が印象的な名曲で、アルバムタイトルの「ソング・フォー・ユー」もソウルフルな歌唱がカレンとは違った歌唱で良かったですね。ジョン・レノンの「イマジン」もランディ・クロフォードが、雰囲気良く歌っていました。本当に名曲ですね。
30年以上前、深夜放送のラジオを聴いていた頃の音楽が、すべて詰まった玉手箱のようなCDでした。「ヒーリング・ヴォイス」の数々を是非お聴き下さい。
21世紀の現在、これらのコンピレーション版が取り上げられるということは、若い世代の方でも新鮮な捉え方をされているようですね。普遍的な音楽の持つ力が時代を超えて、伝わっているのでしょうか。
時代や世代を越えてオールディーズのラブソングが、有名なアーティストのカバーで、多くの人々に愛され続けていることに、大きな喜びと驚きを感じずにいられません。
♪I was singing this song for you♪
ムービー・ヒッツ(2)
聴くだけで思い出がよみがえるほど懐かしい「夢のカリフォルニア 」「雨にぬれても」「ロック・アラウンド・ザ・クロック」、最近観た映画がありありと浮かんでくる「ロック・イズ・デッド」「オール・バイ・マイ・セルフ」、新旧の映画音楽がこれでもか!というぐらいに収められていて、とってもお得です。
ただ、どちらかというと、個人的には前作の「ムービー・ヒッツ」の方がたくさん好きな曲が収録されていたので、前作に軍配が上がってしまうんだけど・・・。でもこちらは最新の映画がたくさん特集されているので、最新の映画音楽に注目している方は要チェック!です。
フール・フォア・ラブ [DVD]
ピューリッツァー賞作家、サム・シェパードが原作を描き、
鬼才ロバート・アルトマンが映画化した傑作。
日本でもセカチューの行定監督が舞台化しています。
ロバート・アルトマンらしく、
ひと癖ある感じで病みつきになる映画です。
そしてキム・ベイシンガーが美しい。
さびれたモーテルで暮らす女と、その女を探してやってきた男。
いかにもいわくありげな二人の絶望的な禁断の愛。
前半、ちょっと話が見えなくてどうなるのやら…と思いましたが、
ラスト30分くらいでストーリーが急展開します。
ここではネタバレは控えますが、かなりショッキングな展開が待っているので、
ぜひ見てみてください!