レイター:Even Louder [DVD]
今旬のバンドから懐かしいバンドまで、一枚のディスクにこれでもかというくらいすばらしいパフォーマンスが入っています。
気になるバンドが一つでもリストに乗っているのなら購入してみる価値はあると思います。
神の御使い〈1巻〉
主人公ユークリッドが、底なし沼に沈みながら過去を回想する物語である。
ユークリッドは唖であり、独りぼっちで自分だけの世界に住んでいる。
そして、彼の住む村は、狂信的キリスト教信者たちが開拓した土地だ。
ユークリッドは何故底なし沼に落ちたのか。彼は何を回想していたのか?
ニック・ケイヴの音楽はあまり聴いたことがありません。
ですが、この小説に惹きつけられて、繰り返し繰り返し読むのをやめることが出来ません。
独特のおどろおどろしい世界です。
グラストンベリー [DVD]
もっともっとLIVEを見せてほしかった。
だって出演者が超豪華なんだもん!!
フェスの背景的なもの(歴史、ヒートアップする観客たち、スタッフ、会場周辺の住人たち・・・)がメインでちょっと残念。
といっても、そこは名門英フェス・グラストンベリー!迫力がハンパないっ!!
まるで会場にいるかのように興奮しちゃいます。
☆印象に残った場面★
・Pulp『Common People』
→「強い意志さえあれば、不可能も可能になる。ヤセでノッポの俺にだってできたんだ、お前らにもできる」BYジャーヴィス・コッカー
めちゃナルシーな感じだけど、ぐさっときた
・Babyshambles
→歌う(暴走する?)ピートくんの傍らで、さもだるそうに見守る当時の恋人ケイト・モスが見られる
・圧倒的歌唱力で歌いまくるビョーク
・Radioheadの文句なし『Fake Plastic Tree』
・プライマル・スクリームのボビーさまはラリってる!?
・まだ生きてるCLUSHのジョー・ストラマー!
・トリはボウイの『Heroes』!!
見る価値ありあり。
シェイン-ザ・ポーグス:堕ちた天使の詩 [DVD]
ポーグスのフロントマン、シェインマガウアンの半生を描いた’01年のドキュメンタリー作品。シェインファン必見の作品である。
映像や本人の発言を通して狂信的ともいえそうな愛国心、アイリッシュとしての強烈な誇りが見て取れる。そして両親等の証言を通して、生まれ故郷アイルランドでの生活、移住したロンドンでの挫折、精神病院への入院、ついには12歳のときドラッグ使用により退学しなければならなかったことが明かされていく。そして彼はパンクの世界へ入っていくのだが、それは同じアイリッシュであるジョニー・ロットンによる反英感情の強い歌の影響だったと明かされる。
シェイン・マガウアンはアル中でトラブルメーカであるが、彼の書く作品は不良のおとぎ話のような詩とアイリッシュフォークを基調とした曲による美しいものである。この作品で彼の半生を知った後の感想は、まさに『堕ちた天使』シェイン・マガウアンである。今度はポーグスの曲をボリュームを落として聴きながら、もう一度見ることにしよう。