ビッグ・ダディ【字幕版】 [VHS]
アダム・サンドラーのキャラクターの魅力は、その心やさしさにあると思う。
この主人公も、頭はあんまり良くないし、社会性のかけらもないけれど、
とてもスイートだ。もっと将来性のある暮らしがしたくて去っていった、
ガールフレンドの気を引くために、子どもを引き取るんだから。
それに失敗して、最初は手放すつもりだった子どもも、いっしょに
暮らすうちに、情が移ってしまう。そんなとき、実の父親ではないことが
見つかって、離れ離れにされてしまう。
そして、ふたりどうなる?
この映画を見たら、誰でも、こんな父親がいたら、自分の子供時代は
楽しかっただろうなあ、と思うはず。立ちションは教えるわ、子どもに
好きな名前(フランケンシュタイン、だって)は選ばせるわ、もう、やりたい放題。しかも、お風呂に入れるためにお気に入りの人形に
変身したり、ちゃんと教育もしています。
サンドラーの、無責任で自由な父親ぶりに笑いが止まらず、最後に
父性愛に目覚めた主人公と、それを慕う子どもにほろりとさせられる一作。
ビッグ・ダディ+1(紙ジャケット仕様)
一聴して「えっ、どうしちゃったの?」と言うくらい内省的なアルバム。しかし、その変化の予兆は前作に収められた何曲かに既に表れていたと言える。
常に攻撃的で元気のいい彼のイメージが一気に突き崩され、己の人生に対する疑念と不安に満ちた楽曲が途切れずに並ぶ本作には、発表当初メレンキャンプの意向で歌詞の掲載がなかった。今改めて歌詞カードを見ると自虐的なつぶやきが連ねてある。それでいてジャケットの写真が象徴するように慈しみや優しさに包まれた出来である。
この後絵画に出会い、1991年に本名のジョン・メレンキャンプ名義で「Whenever We Wanted」を発表するまで、ツアーを行うこともなく沈静の時期を送ることになる。
人気TV特番タブー 疑惑の真相 (ナックルズブックス35)
テレビの裏側を知りたい方はどうぞ、といった感じでしょうか。
もしこれが本当ならガッカリするかも。
テレビに夢のある方は読まない方が良いかも知れません。
bioshock 2 (UK) (輸入版)
前作バイオショックをやっている前提で書かせていただきます。
ゲーム性は何の問題もなくさくさくスムーズ、美麗なグラフィックや雰囲気を盛り上げる音楽や効果音も健在
また日本語MODもありますので英語がわからなくても安心と、前作の正統進化系の作品であるといえます。
問題点は、”ストーリー途中の大どんでん返しがこのゲームをやった人の多くを魅了した前作”に対し
”続編であるということの期待値を超えられていないストーリーの今作”といったところでしょうか。
具体的には物語の初めに前作のキーパーソンであるテネンバウムが出てくるのですが
1,2ステージナビゲートしてくれただけでいなくなってしまいます。
一度は平和的に離れたラプチャーに彼女が帰って来た理由が、
”女の子がラプチャー近海沿岸から攫われる事件が多発しており、これにはラプチャーが関わっているに違いない
リトルシスターを作ったという過去の罪滅ぼしのためにもこのような事件を起こしているものを止めなくてはならない。”
というものなのですが、なぜか話の途中でいなくなってしまう理由が
”現在ラプチャーを実効支配しているソフィア=ラムに見つかってしまったので、助け出した女の子達の
安全確保のためにラプチャーから脱出しなくてはならない。後任のナビゲーター指名しておくからがんばってラムを倒してね”
というもので、一見すると正しい理由のように思えるかもしれませんが主人公がビッグダディの今作では会話できないので
理由だけ告げて自分だけ地上に帰ってしまうという切ない置いてけぼり感を味わうことになるのです。
たぶんここで、多くの人が想像していたような前作において善人であったテネンバウムがもしかすると…という拙い妄想はかき消され
今作から出てきた知らない人たちの中でストーリーが進行します。
その後ナビゲーターが変わるもそこから先のストーリー的な盛り上がりは弱い気がします。
そしてストーリーは終盤エレノア=ラムが目の前に登場するまでは結構淡々と、登場してからは一気に進行してゆく印象です。
まとめると、1よりストーリー面での興奮は薄れたものの、ビッグシスターというボスの追加、ビッグダディ自身を動かせること、
リトルシスターが可愛くなった事などでゲーム面での面白さは強化されたといったところでしょうか
既に前作において非常にクオリティの高いCGクオリティだったので
素人の私には2においてクオリティがどう上がったのかがよくわかりませんでしたが
今回もまた高い水準にあることは間違いないでしょう、以上のことを購入の参考になさるといいと思います。