赤川次郎ミステリー 月の光 -沈める鐘の殺人-
正直『夜想曲』と比較するとシナリオがやや劣りますかね。 しかし、どこかノルタルジックな世界観、『夜想曲』から即移行しても物語に入り込めるのはさすがです。
何故かハマる主題歌…グラフィックはこの程度で充分ですし、登場人物はシルエットで無いと感情移入出来ないので困ります。まぁなんせ『サウンド』ノベルですから…実際、小説を読んでて『挿し絵』に文句を言うのはナンセンスですからね。
しかし…相変わらず登場人物集めと相関図完成は苦労しますです…はい。
オレンジ色のステッキ: 杉原爽香三十九歳の秋 (光文社文庫)
少なくとも10年は発売後すぐ買っていたのですが、今年は積もり積もったマンネリ感のせいで買わずにいました。しかし「せっかくこれまで買ってきたのだから」と言う理由で買ってみましたが、やはりマンネリ感だけが残りました。ファンとして結末が気にならないわけではないですが今後は毎年買うのをやめ完結した後に一気読みしたいと思います。
【入浴剤】ほっと文庫 (赤川次郎) 三毛猫はジャスミンの香りが好き
入浴剤つきの新作書き下ろし文庫。バンダイが角川書店と提携して発売した商品です。なかなかおもしろいところに目をつけたなあ。町の本屋さんでも売っていますね。
ジャスミンの香りの入浴剤(25g)と、赤川次郎の新作「三毛猫はジャスミンの香りがお好き」の組み合わせが洒落ている。角川文庫のカバーをはずした状態のような装丁の仮綴じ本です。わずか30ページの短篇小説なので、ほんとうにバスタブに浸かったまま、サラリと読めてしまいますよ。防水加工はしてありませんが。
両親を不慮の交通事故で失って天涯孤独の身の上となった16歳の女子高校生。お通夜の晩に暴力団組長ふうの老人があらわれて祖父だと名乗ります。赤川作品の人気シリーズの番外篇のおもむきがある展開が楽しい。でも、元祖ライトノベルといった感じで、ちょっと物足りないかなあ。
とはいえ、今のところ、この商品でしか読めないレアな短篇なので、赤川さんの愛読者のかたは押さえておいて損はないと思います。
毒<ポイズン>DVD-BOX
赤川次郎の「毒」は以前読んだことがあり、結構好きな小説だったので
このドラマを見始めましたが、原作とは違った松井が新鮮で面白く
最終回を見た時点では、続編があったらいいのにと思ってしまうまで
のめりこんでしまいました。
単なる短編サスペンスドラマの連作ではなく、人間は所詮「悪」だと
主張する松井と「善」だと主張する女刑事との一連の闘争劇が繰り広げ
られていて、最後には思いもしない結末… ラストはとても感動しま
した。
最初は綾部さんと臼田さんの演技がとてもぎこちなく感じたのですが、
綾部さんに関しては、監督さんにいつも通り見てる人がムカつくよう
なかっこつけた演技をしてくれと言われてたらしく、納得しました。
確かに回を重ねるにつれ、人をあざ笑うような松井のキャラに合って
たなと思いました。だから、時折見せる切ない表情に松井の心の奥底
にある何かを感じさせられるんですよね。臼田さんも子どもっぽいな
と思いましたが、純粋な感じがよく出てましたよね。
とにかく、もう一度見てみたいなあと思えるドラマでした。
赤川次郎 魔女たちの眠り 完全版
スーファミからPC版への移植ということですが、別にPC版にしなくっても・・・という感じです。このほかにプレステ版も出ていますのでそっちの方が安くて良いかと。
ストーリーは文庫版を基盤にしていますが、さすがに分岐はありますw一味違った赤川ワールドを楽しめるのでゲーム自体はやって損なしです。