Americans Swinging in Paris
タイトルとジャケットからはどんなアルバムか分からないが、AEOCの初期のパリでの録音である「Les Stances A Sophie」と「People in Sorrow」(邦題:「苦労の人々」)をカップリングされたもの。
「苦労の人々」はAEOCの代表作であり、JAZZレコードでは超プレミアの名盤である。
もう説明はいらない。
聴いてみるべし!
Full Force: Touchstones Series (Dig)
1980年1月、ニューヨーク・コロンビア・レコーディング・スタジオで録音、1981年のダウンビート誌『国際批評家投票最優秀アルバム』を受賞している。
マンフレート・アイヒャーの偉大さは自分の耳で確信を得ているミュージシャンを彼等のままにプロデュースしたと言うことに尽きる。1969年6月23日パリでの『ア・ジャクソン・イン・ユア・ハウス』でスタートした彼等の音楽はこのアルバムで完成したと言えるだろう。正に『Ancient To The Future』である。
メンバーのジョセフ・ジャーマンはこのバンドのためにこんな詩を作っている。
われわれは『フリー・ジャズ』でのように自由ではない
戦争が無くなるまでは
われわれは『フリー・ジャズ』でのように自由ではない
われわれ黒人とすべての人々が『いっしょになる』ことができるまでは
われわれは『フリー・ジャズ』でのように自由ではない
すべての人々が『愛の何たるか』を知るまでは
それでもわれわれは希望を歌い
喜びを歌う
そして絶望を歌い悲しみを歌う・・・・
アメリカのオバマ氏の勢いを見て、ふとその時が近づいている気がした。
Fanfare for the Warriors
ふざけたのとかインプロものとか,ごちゃ混ぜになってます.
1曲目は特にふざけていて,アヴァンポップなんか好きな人は是非という感じです.
最後はメンバー皆が歌いだします.
ほんとばかばかしいです.
が,これがこの作品の魅力です.
Art Ensemble of Chicago [DVD] [Import]
AECのコンサートは2回見たがどちらも面白かった。その場にいなければわからぬよさがある。それをDVDで捕らえたこの映像は貴重だ。これはドイツのオーケストラとの現代音楽風なジョイントだ。AECがもっと暴れるかと思ったがやや不完全燃焼気味だった。でも買って損したとは思わない。少なくとも私は。