1830年代から1920年までの全世界を経済、技術、軍事、政治面から取り扱う、非常にビジュアルと時代設定が地味なゲームです。(当時あった全ての国を選択できます。)
パッケージの裏面を見ても、派手なビジュアルに見慣れた人は、絶対、買いたくならないゲームです。また、時代設定が3月革命や普仏戦争などの時代も含まれているので、歴史ゲームが好きであっても買う気にはならない代物です。
とか考え、買うのを1年くらいためらっていたのですが、価格改定版を買って、プレイし始めると、すごくはまりました。
蚕や阿片や鉄を貿易しながら、自国に工場を作り、税率を決めて、選挙権をどこまで与えようか、報道の自由をどうしようか、年金や医療保険をどうしようかなんて考えながら、強い軍隊を作って、植民地を作ろうなんて考えるゲームなので、(19世紀の)政治家になった気分が味わえます。
もう一つの魅力としては、ゲームの改造も比較的容易な点で、とあるホームページからは、イベントを改良したものが手に入ったり、BGMの入れ替えについて教えてくれたりしております。そのため、このゲーム本来が持つ、ディープな魅力が長続きするあたりが、このゲームを作った会社の作品の魅力のように思います。
注文としては、同社のハーツ・オブ・アイアンのように、閣僚制度や、実在の軍人をもっと取り上げた次回作を希望しております。
エルトンのベストと言えばこのジャケット以外にはない。 70年代の香りとわくわくするような正にポップな感じが伝わってくる。 オリジナルのLPより曲が増えているが、これが絶妙で、しばしばこういうサービスはムードや流れをかえってぶち壊すのだが、「分ってる」人が選んだのであろう同時代の隠れた名曲!。後ろに付け足すのではなく途中にうまくはさんで新しい流れを出している。 特に2曲目に入った素晴らしいバラッド「スカイライン・ピジョン」は最初の4曲の流れをより叙情性とノスタルジーに満ちたものにしている。往年のファンは「クロコダイル・ロック」が始まる瞬間はたまらんでしょう(笑)。 この時代のエルトンはビートルズのある時期と同様に、音楽の神様が舞い降りて奇跡を起こしている。!<P!!>聞いたことの無い人が万が一いらっしゃるならこれを!!
全5巻の感想です。 もともと大部分が事実をもとに作られた小説であるとの先入観があるため 私はこの小説をよくわからないまま興奮しながら読みました。
特に第三巻にある墜落事故は特に実際にあったことだけに、そして生存者などは実名ですので、 全巻を通じて何処までがフィクションでどこまでがノンフィクションなのかわからず (それがこの作家の凄さであると思いますが)時間を忘れながら先を読み進めてしまいました。
しかし読み終わってみて冷静になって思ったのは、 これはあくまでもフィクションであるはずなのに、これを読んだ人間は、登場人物を実際の人間に当てはめて読むであろう。 そして聞くところによると実際に登場人物の多くが実際にモデルとなる人間が実在するということ。 だとすると、この物語はあまりにも善悪が偏りすぎているその怖さを禁じえません。 主人公恩地は「スーパー善人」として書かれており同情・共感の嵐。恩地の対立側は「スーパー悪人」となり世間から浴びる誹謗はこの小説の影響力を考えると想像に硬くないです。 フィクションならそれでよいでしょうが、実際に起きた大事件(墜落事故)を使っているだけに、読者の反応を想像できてあえてこのような手法を使うやり方に違和感を感じます。 あとがきに「事実を取材して小説的に再構築した人間ドラマである」と記載すればオッケーでしょうか?
さて恩地のモデルとなる人物は、日航機墜落事故に際して、遺族世話係として働いた事実は無いとのこと。 であるなら、なにか別冊のような印象を与える墜落事故編第三巻は この前後の小説(1.2.4.5巻)と一緒にすべきではないのではないかと思います。 第三巻部部分は完全に切り離し、恩地を登場させず、事実を、取材に基づいて忠実に描くべきではなかったでしょうか。
その点でイマイチ納得ができませんので星は3つにいたします。
国営のそれからスタートした日航の経営は、まさに、役所体質。
それ故の不条理が描かれています。
脚本に関しては、山崎さんが“ナタで切ったような本にならないか?”と言ったそうです。
でも、人間描写の妙は損なわれてはいないと感じました。
今までに放送されたテレビ番組の主題歌に使用された名曲を集めたコンピレーションアルバムです。この2枚組の全36曲は、ドラマの主題歌というくくりだけではなく、世界の人々に愛され続けてきた名曲の集大成といった趣でした。 エルヴィス・コステロが歌う「スマイル」を聴くと、キムタクとそれを追いかけるさんまの名シーンが印象的だった「空から降る一億の星」のエンディングを彷彿とします。 でもそのようなテレビ・ドラマを見ていた方だけでなく、私のような50代の音楽ファンにとっては、ここに収録されている曲のどれもがリアルタイムで愛してきた曲ばかりなのです。 マイケル・ジャクソンの「ベン」を聴くと、少年時代の愛らしい頃の彼を思い出しますし、スリー・ドッグ・ナイトの「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」等は、よくぞ主題歌に取り上げたくれた、と拍手を送りたいような選曲です。 ダイアナ・ロス「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」、サラ・ヴォーン「ラヴァーズ・コンチェルト」、ママス&パパス「夢のカリフォルニア」、エルトン・ジョン「ユア・ソング」、アバ「ダンシング・クイーン」、サイモン&ガーファンクル「冬の散歩道」、ギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」、と書き上げますと、愛してもやまないオールディーズの名曲の数々ばかりが並びます。 幾多の思い出が本当に歌と共に走馬灯のように浮かんでは流れていきました。私の青春の歌です。そしてその思いはドラマを見ていた若い世代へと引き継がれていきます。 ただ、残念なのはミッシェル・ボルナレフの「シェリーに口づけ」の音源の状態が良くないことです。他のコンピ盤でも感じましたが、良い原盤はないのでしょうかね。 私のような洋楽ファンにとっては、リバイバル・ヒットを集めた究極のベスト盤というべきものといえるでしょう。 テレビ・ドラマを見られた方にとっては、思い出がまた蘇ることでしょうね。お買い得なのは間違いありません。オススメします。
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