参加アーティストがピストルズからの影響をどのように
かいくぐって来たのかが感じられる一枚。
ピストルズ以降数多のパンクごっこが有名無名に限らず現れて来たのだろうが
このアルバムに登場するアーティストたちは、パンクを自分のものとして見事に体現している。
わたしは特にEMIの洒落っ気に脱帽。
在日ファンクの初めてのアルバム。
SAKEROCKのハマケンさんが中心となって結成された在日ファンクで、ボーカルもハマケンさんが
とっています。
インストバンドのSAKEROCKのメンバーだけに、歌はどうなんだろうと半信半疑で聴いてみました
が、これがなかなかが安定感があって良い感じ。
JBからの強い影響が伺えるボーカリゼーションです。(影響と言うか丸出しですが。。)
歌詞は完全におちゃらけてます。
曲名からすると『ダンボール肉まん』が最たるものw
でも結構センシティブな事まで歌詞になっているので、受け付けない人は受け付けない可能性が
あるかと思います。
全部印象的な曲が並ぶのですが、最も印象的なのはやはりM-03 『きず』です。
ギターやホーンの使い方がJBのそれそのものですw
MVも製作されており、こちらも面白いです。
女子高生?が喧嘩したり踊りだしたりするだけなんですが、かなり印象的内容です。
JBの影響は如実に伺わせるのですが、ここまでがっつりやると逆にオリジナリティを感じます。
なにより日本にこういうタイプのバンドあんまり無いですからね。
一聴の価値はあるかと思います。
東京事変、チャットモンチー、サカナクションなどなど比較的新しい曲を中心に、往年の小沢健二にTOKYO No.1 SOULSETまで、一貫性はあまりないけどノンストップでミックスされています。私はFPMという名前にとくにこだわりはないので、最近のJ-POPのコンピレーションとして楽しめました。クルマなどで聞き流すにはもってこいで、普通のコンピレーション盤で1曲1曲聴くよりも、ずっと楽しく聴ける内容だと思います。逆に、1曲をしっかりと聴きたい方にはおすすめできません。
ソカバンのみならずサニーデイ、ソロを含めた曽我部さんの全作品中一番強いエネルギーを感じます。 シンプルでわかりやすいキラキラしたロックを鳴らしたキラキラ!ハピネス!でソカバンは日本のラモーンズになるんだと勝手に思ってましたが、予想は見事に裏切られこんなに素晴らしいアルバムが…
前二作と比べると収録時間は倍近くなり曲調もバラバラな15曲ですが、鍛えられたバンド力と曽我部さんの力強く優しい声が中心にあるだけでちゃんとソカバンのアルバムになってます。約70分の長さも全然気になりません。 「ロックンロール」「胸いっぱいの愛」でロックにしかない正体不明のよくわからないエネルギーの渦を感じたり、「夜の行進」で24時「サーカス」でMUGENのサニーデイを思い出したり、「たんぽぽ」で戦前ブルース聴いてる気分になったり…とにかく今回は歌詞が本当に凄い。
最後の「満員電車は走る」が終ったとき曽我部さんの音楽聴いててよかったなーと本当に思いました。
ひとの好みはいろいろあるから軽く読み流してください。
私は洋楽いっぺんとうの人間なので当然サニーデイ・サービスはまったくしらないし良いものはいいとしか言えない42才のオヤジなんです。
JAZZもCLASSICもジャーマンプログレだってなんでも、いいものだったら聴きます。FM局で偶然に曽我部氏がゲスト参加していた番組で“テレフォン・ラブ”がかかり、久々に気分がときめいてしまいました。全体に気負いなんて全く感じなく自然体に感じ、あのギターカッティングが妙に懐かしくていいな〜と思って。
ジャケットのアートワークも、自身の“身の丈大”でいまの心境を語りましたって、それをさりげなく主張したかったのではないかなァ。まあ、コアなファンには物足りないのかもしれないけど、今どきリバサルのアナログカメラみたいで自分は気に入っています。
個人的に5つ★はめったなことでは付けないので、ものすごくいい4つの★印です。
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