Black Eyed Peasの司令塔、will.i.amのプロダクション・ワークを集めたコンピレーション盤。
いまや、アメリカのヒップホップだけでなく、ミュージック・シーンを代表するプロデューサーになった彼の作品集だけに、有名曲、名曲揃いになってます。 ただ、やはり、彼個人の作品のため、Black Eyed Peasしか聴かない人には、あまり面白くない作品かもしれません。
ちなみに、このCDにのみ、『SMAP×SMAP』にBlack Eyed Peasが出演したときに歌った、『くちくさいソング』の完全版(?)が収録されてます。
ダニエル・デイ・ルイスが、マザコンかつ女性好きな、売れっ子映画監督を好演。
その「さま」が、いかにもって感じで、秀逸です。まず、ファッションと帽子。
いつでも、酒とたばこと女な日々なんだな、というのを、その見た目から
プンプンさせている演出は、かなり確信犯です。
それに、妻役のマリオン・コティヤールは、マジで美しい。
その他、豪華陣は、カメオ出演かと思いきや、結構、要所要所と
クライマックスで、総出演で、画面自体が豪華なセットと相まって、美しく
仕上がっています。
お話自体は、まあ、たぶん、フェリーにを意していることは明らか(たぶん)。
原作のブロードウエイのミュージカルは知りませんが、映画の舞台が
チネチッタにしているところが、すでに、8 1/2とか、そんな感じをほうふつと
させます。
それにしても、ある映画監督の人生の頭の中を、上手に構成して、夢幻の世界を
演出しているので、ミュージカルが苦手な方でも、たぶん、鑑賞可能なのでは
ないかと。(想像ですが)
ニコールキッドマンは、あんまり出てません。
ペネロペとジュディーは結構出てる。
ケイト・ハドソンのダンスシーンは結構迫力とカメラワークがすばらしい。
才人、ロブ・マーシャルの手腕が生きた佳作です。
「買い」です!さすがハリウッド出身の子役セレブ成り上がり…というと全然褒めてないっぽいですけど、PVが可愛いすぎです。本編も芸人魂フルスロットル!!の七色ボーカルにウイル入魂のプロデュース技が炸裂したスカやスウィング風味のエレクトロや、オールド・スクール・マナーばりばりの「LONDON BRIDGE」など、ガーリーヒップホップ入門編として最適ではないでしょうか。未聴の人はこの機会にPV付きを是非。やっぱファーギーちゃんの場合、PVは重要ですから(笑)
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