俊足のプランクトンカールくんの情熱動画王国

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指輪をはめたい (文春文庫) かつて、「26日のクリスマスケーキ」といって、
女性は24、25歳が売れどきで、26歳になると「売れ残り」、
といわれた時代もありましたが、
いま、30歳までに結婚しなきゃと焦るのが男性なんですね・・・

主人公はスケートで頭を打って、
婚約指輪を渡したかったのが、3またをかけていた3人のうちどの女性か忘れてしまい、
思い出すために順に会う。
3人それぞれのタイプが、本当にいそうで、ちょっと極端に際立たせて描かれている。
主人公の身勝手さに腹も立つけど、相手の女性もそれぞれで、
そこは割り切って読んで結構おもしろかった。

さいごはちょっとわかり辛かったが、
主人公の男性の精神年齢に合わせると、相手の年齢はこうなる訳。
たしかに!女の子の叫びも案外リアル・・・


救いのある話ではないけど、
著者は、滑稽に描きながらも、現代の結婚難にもがく30前後の人たちに
愛情を持つ視点も垣間見えるようです。




耳サプリメント (中川雅文 監修) 他の、商品を探すなら、断然おすすめ。耳鳴り、難聴25年たつが、良い方に向かっている。
ドライブイン蒲生 (河出文庫) 短編3作に1つずつ、気になるワードがでてきた。
「かすけた」「無花果」「リュウグウノツカイ」。

「かすけた」なんてイマドキ言わないでしょう。
それがすごく新鮮で。気に入った。
「無花果」は、丁度これを読んだ頃、桃井かおりさんの映画とかが公開されていて、
不思議なこの果実に興味をもっていた。無花果の花って、見えないんだね。
リュウグウノツカイ」は、以前ちょっとハマっていた時期があったので、
冒頭でかなり惹きつけられた。
ほとんど生態が明らかになっていないこの魚の登場で、
物語まで神秘的に。

わたしには分からない世界ばかりが描かれていたけれど、
登場する人物の考え方になぜか親近感が沸いてきて、
最後までよんでしまった。

たかみさんって、女の人かとおもってたら、違うんだね。。

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