なぜハシモトがブームを呼ぶのか、その危険性について、基礎資料を提供しながら警鐘を鳴らしている。 ハシズムはファシズムにならないために、貴重な一冊といえよう。
「サトウキビと野球の国、キューバ」。日本ではあまり知られていないこの国において、「音楽」は“世界戦略商品”だった。(主にヨーロッパ向け)
キューバの複雑な成り立ちからその音楽性を語っているこの本は、“キューバ文化”の入門書としては、読みやすくてよいと思います。
残念なのは、「本」と言う紙メディアのため、その「音」や「動き」(グルーブ感)を伝えられず、どうも読んでいると欲求不満になる。これを聞きたければこのアルバム、とか、この場所、といった、サポート記事があるとよかったと思う。一応、巻末で「音符」を使った解説があり、何とか“伝えよう”という意欲は感じられるのだが…。
「ソン」「ダンソン」「フィーリン」はどう違うんだ?!
これを読んで何かを感じたら、もう後はキューバに行くしかないね。
筆者の前作「喝采がお待ちかね」が面白かったことから、この本を購入しました。 著者はじめてのフィクションということで、半ばどきどきしながら読み始めたのですが、ウィルスという今日的なトピックをもりこんでいるサスペンスのプロットの面白さにひきこまれ、睡眠時間を大幅に犠牲にするはめに陥ってしまいました。 アメリカ大統領選挙の混乱・ペルーのフジモリ氏の「亡命」等南北アメリカが政治的に動いている今だからこそ、この本の面白さと筆者の読みの深さが際立つように思います。また、中南米を基地にして歌手活動を行なってきた筆者だからこそ知り得るディテールへのこだわり、人物の濃度もラテン諸国が好きな人にはたまりません。 筆者の次回作が楽しみです。
文章としては退屈でした。世代的なものか,思想信条が先行してるように見える。
ただ現地の生活の息づかいは感じられた。情報が少なかった時代は貴重な情報として即買いしたが
まず書店で立ち読みしてから買う事を勧めます。
ウィシング、松岡直也BANDなど、日本のラテン・フュージョンの大御所「松岡直也」のサウンドメイクに携わってきた強者達が一同に会した作品。97年の録音。非常にシンプルな音作りで、いわゆるシンセサイザーなどの電気楽器は殆ど使用されていない。それだけ演奏するミュージシャンの個性がその輪郭をはっきりとさせている。参加ミュージシャンは、ベースに高橋ゲタ夫、フルートに赤城りえ、サックスに佐藤達哉、土岐英史、川嶋哲朗、トロンボーンに向井滋春、大儀見元のパーカッション・・・等々。松岡直也の娘さんもボーカルで参加している。
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