ブラームスはお好き (新潮文庫)
年上の女性と若く美しい青年のお話です。
青年の人を愛する姿の美しさに心を動かされます。青年の女性に向けての言葉が素晴らしく、こんな風に気持ちを伝えられたら、もしこんな風に自分が言われることがあったとしたらと、憧れてしまいます。
また40代を目前に控えた女性の微妙な恋愛心理が、サガンの細やかで美しい描写で描かれておりすごく興味深い内容で、時と共に揺れる心が難しくも感じるし、素晴らしいようにも感じます。
さよならをもう一度 [DVD]
都合のいい女の末路を描いたけっこうキツイ映画。
相変わらずイングリットバーグマンは美しく、その美しさを生かす脳を持ち合わせていない悲しい女を見事に演じている。
自分が若かった頃、何一つうまくいかなかった女に限って若い男を「若い」という理由で遠ざける。
25歳のご令息役のこの役は非常にいい役で、これだけのガッツと体当たりをしっかりできる男はしっかりフラれる事によって成長する。
「都合のいい女」をわざと探して結婚相手に選らぶ、という男がこの世には幾らでも存在する。
が、そこにすらたどり着けない女は自分の不満を相手にぶつけられず己で自己完結させて納得しているふりをしてしまう。
そんな女を一生の伴侶にしようとする男などいないことを理解できないまま年をとる。
そしてやっとたどり着いたゴールには期待していたものなど何もないことに気付く。
半世紀経とうがこういうタイプの女のひな型は現代となんら変わらないことがわかって勉強になります。
悲愴感漂う顔つきで化粧を落とすラストシーンで「そんなんやったら私だって謳歌したるわい」という決意を固めてくれていることを祈りました。
が、それが出来ないからこんな人生になるんですよねぇ。
GOLDEN☆BEST 本田路津子
EP盤で聞いたあの声がよみがえってきたのはこの上ない喜びだ。テレビを見ていて、今も活動しているのを知って、調べてみたら、このCDが見つかって、早速注文した。大満足の1枚だ。
空になる
今回も非常にいい出来だと思います
原点回帰というか
夏色の風といった"これぞ音速"といった曲もしっかり組み込まれていて
このアルバムのタイトルでもある"空になる"も
とても切なく
聞き応えもある一曲
声とメロディが完璧に同調していて本当にいい雰囲気だしてます
"さよならユニバース"の遊び心というか
まだまだこんな一面もだせますよ
といった彼らの"音楽愛"が凄く伝わる
曲の流れもよく
ラストに入れた
"もう一度だけ"も秀逸
ロック調な曲とゆったりとしたミディアムな曲がバランスよく組み合わさった最高のアルバムだと思います
ジャケットもいい雰囲気をだしてますしね
これからも
応援します
もう一度
今回のアルバムは11曲中シングルから3曲入ってるとのことで、珍しいなと思いました。
前シングルは全曲お気に入りなので問題無し。
(でも瞬間のバージョン違いなんかあったら、もっと良かった!)
その3曲以外で気に入ったのは「駆け引き」「もう一度」が特に好きです。
「駆け引き」は、情景と心情の淡々とした歌詞と追い立てるようなメロディが何とも切なくていいです。
恋愛のピークの心情を表現させたら日本一だと思ってます。本当に。
「もう一度」は、おそらく麻衣子さんの大切な人のことを歌っているのだと思いました。
ストレートで、大事な人と死別してしまったような歌ですが、とてもあたたかい曲です。
最後の歌詞にある、「前を向いて進んでいくから 幸せな場所から見守っていて」という所が好きです。
アルバム毎にある、曜日シリーズは今回は男の子目線で、大好きな人に会いたくなるような
くすぐったさのある素敵な曲です。
「デート前夜戦」「Telephone Power」はアレンジもおもしろい。
意外だったのが「Flower & Butterfly」です。ディズニーみたい!ドラマチックです。
「さよならがあるから」はスルメ曲!
今回のアルバム、全体的に明るいです。
もちろん切ない曲もありますが、視聴後は前向きな印象が残ります。
いつも通り素敵なアルバムでした!!