ムーヴィー・ファイン -MOVIE HITS and fine film music-
スカパーの映画専門チャンネル「ムービープラス」とBMGとのコラボレーションによる、映画の主題歌/挿入歌だけで構成されたコンピレーション。当初発表されていたものから収録曲の半数近くが変更になり、「オールウェイズ・ラヴ・ユー(『ボディガード』)」「タイム・オブ・マイ・ライフ(『ダーティ・ダンシング』)」などが収録されなくなったのは残念だが、懐かしさと新鮮さが一度に味わえ、78分間たっぷり楽しめる充実のオムニバス盤として、十分な内容のものに仕上がっていると思う。中では、前半の微妙に懐かしい曲たちによる連続攻撃―「今夜は青春(『ストリート・オブ・ファイヤー』)」の日本語カヴァー「今夜はANGEL」は、大映ドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌だった…―、そして、レストレス・ハート(地味だけど、いいバンドです。収録曲は『摩天楼はバラ色に』より)の収録がうれしかった。はじめて聴いたトラックの中では、アニー・レノックス「青い影」の静謐な美しさが、心にしみた。アーティスト情報+映画の中でのその楽曲の使われ方を簡潔に紹介した解説、そして歌詞・対訳も、ブックレットにはしっかり掲載されている。
※なお、このCDは、オレが普段使っているN社製のポータブルCDプレイヤーでは認識されず(“no disc”と表示)、再生できなかった(ただし、同一の内容でCD-Rに複製したものは再生できたし、また、それ以外のPCなどでの再生等には、全く問題はなかった)。BMGに問い合わせたところでは、他にこういった事例の報告はないとのことで、こういうことはきわめてまれなケースかと思われるのだが、念のため、ご報告まで。
フォレスト・ガンプ 一期一会 スペシャル・コレクターズ・エデ [DVD]
出会った人々に一期一会の誠を貫き、与えられた運命のなかで力一杯生きることの清々しさ!
まさに、アカデミー主演男優賞も当然の、トム・ハンクスの快演である。
ヒッピーにドラッグ、マーティン・ルーサー・キング牧師、懐かしいアメリカンポップスの数々、そしてヴェトナム戦争、
・・・なるほど、あの頃のアメリカはこうだったのかと、同時代に青春を過ごしたアジアのおじさんは感慨ひとしお。
何度観ても飽きない、大好きな名作である。
監督は「Back to the future」のロバート・ゼメキス。この人、根底にヒューマニズムが流れている人ですね。
フォレスト・ガンプ~一期一会 オリジナル・スコア集
この映画を何度か観たことがある人なら、きっと感動が甦るでしょう。
今度は、耳だけで癒されてください。さすがアカデミー賞を受賞しただけのことはありますね。