ぼくの村は戦場だった。
高校で世界史の履修が問題になっているが、
今から急いで詰め込むよりもこのような本を読む方が身になるのではないか。
私は中学校の教師だが、教師が読んでも新鮮な感動がある。
歴史背景の説明や写真もあるので中学生でも難しくはないだろう。
世界の現実がよく分かる一冊だ。
世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか
山本 美香さんの事は亡くなられてから知りました。
この本は子ども向けに書かれたようですが、大変参考に
なりました。
紛争地の場所、その原因が書かれていて、ニュースで聴いても
曖昧だった点が分かりました。
戦争をする愚かさや、始めたら終わらせるのがいかに
難しいか、また子どもや女性が犠牲になる現実を
淡々と書かれています。
写真も多く有りますが、子どもの物も少なくありません。
命を懸けて紛争地を取材し、平和を希求された山本さんの
ご冥福をお祈りします。
アザーライフ スタンダード・エディション [DVD]
面白かったです。難しい話しなのかなと思ってたのですが、登場人物を上手く繋げていて無理なくストーリーに引き込まれます。最近観た作品の中でもかなりいいです!岩崎大さんがとても良かったです
中継されなかったバグダッド-唯一の日本人女性記者現地ルポ-イラク戦争の真実
8月20日シリアで死亡された氏のイランのレポート。
どんな場所に取材に行っても、初めはお互い見知らぬ同士。それが一度知り合って彼らの顔を見てしまうと忘れられない存在に変わる。彼らの生活を知り、考えを知り、喜び苦しみを知った時、戦争のおぞましさが初めてわかるのだ。日本に帰ってからも知り合った人々の安否が気がかりで、また訪れてしまう。そんなことの繰り返しである。
戦場では身近なところに人の死があり、生がある。したたかでたくましく生きる人々の姿に一度触れてしまうとまた彼らに会いたくなってしまうのだ。それが私の原動力となり再び戦場へと向かわせるのだろう。
氏はブッシュをフセインを非難しているのはない。戦争が住人にこんなにも被害が大きく悲惨なものだということを訴えたいのだ。
戦争は残酷で悲惨だと知っていたはずなのに、目の前で死にゆくカメラマンの姿を見て動揺した。抑えきれない感情が、煮えたぎる怒りが湧き上がってきた。死ぬのは私だったかもしれないと感じた瞬間に恐怖が支配した。
悲ししいかな、氏の遺書になってしまったのかもしれない。