だからここに来た!-全日本フォーク・ジャンボリーの記録- [DVD]
一昨年より各社から復刻されている岡林音源だが、特に注目だったのがマスターテープを引き上げたURC音源だった。特に個人的だがはっぴいえんどとコラボした「ロックの時代」がなんといっても最高だと思っている。とりわけ1970年の全日本フォークジャンボリー(通称、中津川フォークジャンボリー)は岡林withはっぴいえんどの最高のパフォーマンスだと思っている。前置きが長くなったがそのフォークジャンボリーが記録映画になったというのは有名な話だったが、残念ながらどこで公開されているか判らないまま見られずに今日に至っていた。過去にBSで放映された事があるというのはネットで知ったがそれも見る事がなかった。その「幻の映像」がなんとDVD化される事になった。なんて時代なんだ!これは「自分のためにDVD化してくれた」としか考えられない(笑)というわけで即予約だ。当時の最高のパフォーマンスを映像で見られるなんて今から楽しみでしょうがない。しかし実は岡林だけでなく「五つの赤い風船」のパフォーマンスも最高なのだ。1970年はGSとフォークがロックとニューミュージックに変化して行く端境期でフォークの円熟したパフォーマンスが最高にかっこいい。フォークが拓郎の時代になるのはこの翌年、1971年からだからね。
五つの赤い風船~結成40周年コンサート~ROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.18
40周年ライブを見逃しました。
遠い世界には、40年ほど前に聞いたとも思えないほど、鮮明に覚えています。
「遠い世界に旅に出ようか、それとも赤い風船にのって、、、」
ある時代を築いた曲ですが、現代でも生かすことができるような気がします。
ゲストも多才な人たちなので、必見です。
五つの赤い風船 フォーク・アルバム[第1集]
「恋は風にのって」どう聞いても成就する恋の歌とは思えません。
ここの恋の対象は、生身の人間ではなく、近づけば消える逃げ水、永遠にとどくことの無い
虚空をさまよう何か、みたいなものを感じさせます。
そこには、髪が肩までのびれば済むラブソングと違う、何か
藤原さんの歌声に呪術的な迫力を、大半の曲に日本古来のシャーマンのただ住まいを
感じるのは私だけでしょうか。
岡林さんをはじめ、多くのフォークシンガーがディランに影響うけているわけですが、
風船は風船であって他の何とも違うと、聞きなおしてしみじみ思います。
あの素晴しい曲をもう一度
テレビの歌謡番組・ラジオ・レコード・カセットテープで聞いた、あの懐かしい音・声・歌詞。
心配していた音質もまずまずです。
若い声を聴くとなつかしさも倍増。次々と当時を想い出します。
透き通るようにきれいだった【異邦人】の久保田早紀。
こんな歌詞なら誰でも書けると、母と一緒にけなしていた小坂明子の【あなた】。
中学時代の友人が好きだった吉田拓郎の【結婚しようよ】。
高校の音楽の歌の試験で歌ったら大好評だった森山良子。
井上陽水がとても上手だった他クラスの男子は誰だったんだろう?
高校の放送研究部のかっこいい先輩がいつも放送室のオープンリールで聴いていた小椋佳。
妹が大のファンだったオフコース。
大学時代にサークル仲間がなぜかパチンコで取ってきてくれた松山千春のシングルレコード【季節の中で】。
伊勢正三の【22歳の別れ】をしょっちゅう口ずさんでいた私は17歳で出会った彼と25歳のときに結婚・・・
いつもは英語の曲しか買わないが、買って、本当に、本当に良かった。ただ、ジャケットがあまりにもダサイ。哀しい。
こんなダサイジャッケトが存在する事が信じられない。恥ずかしくってレジに持って行けない。これではウォークマンのジャケットにも出来ない。
でもAmazonだったからためらいながらも手に入れることが出来ました。