カラー図解でわかるジェット旅客機の操縦 エアバス機とボーイング機の違いは?自動着陸機能はどういうしくみなの? (サイエンス・アイ新書)
この手の本は、極端に専門的であったり、ど素人向けだったりすることがあるのですが、この商品はそういったこともありません。
飛行機に興味がある・ちょっと詳しく飛行機について知りたい、そんな方におすすめです!
左ページが解説、右ページが写真・図といった構成で、全ページカラー、適度に専門的でとても面白かったです。
Saitek Pro Flight Yoke System PZ44
●FS9から通算すると、総計2000時間以上飛んでいることになる。この程度慣れてくると、実際のところFSXでもノートパソコンのキーボード・マウスだけで航空機を飛ばすことは可能だ。つまり、重要なのは空力特性とか各機のクセをつかむことで、インターフェイスはどんなものでもいいのである。実際エアバスは実機も「ジョイスティック」である。しかしそれでも、このPZ44とラダーペダルを組み合わせた「民間機仕様コックピット」の構築は、フライトシミュレータにとって強力な環境であることに間違いはない。
●PZを中心としたシステムのよいところは、速度の遅いレシプロ機や反応の遅い旅客機の操縦に合わせた、細かい動作の調整が可能であるという点である。特にアプローチでは、ジョイスティックよりは楽である。
●私はPZ44に別にクワドラント/ラダーを加えて使用しているが、コストパフォーマンスは極めて高いと思う。他社製品でやたらと高いものわ見たときは正直驚いた。たかがおもちゃではないか。
●SAITEK製品自体については、故障についての報告があるようだが、それは低価格帯のジョイスティックに関するものが主で、このクラスになるとハードエラーは全く心配ない。また、日本代理店は極めて対応がよく、仮に初期故障があっても即座に交換対応してくれるので安心できる。
●ヨーク軸にひっかかりのようなものが感じられる、という報告があるようだが、これはヨークを前後動するときに軸方向に対して並行でない力を加えると発生するもので、つまり身体が軸に対して正対していない動きをしている可能性があり、操作姿勢に問題があると思われる。ハードウェアに起因するとは思われない。ちなみに実機ではひっかかりなどもちろんなくスムーズだが、所詮はおもちゃ。許しましょう。
●スイッチ、ボタン類の操作感は個人差があるので難しいが、このコストでよく頑張っていると思う。時計とストップウォッチがヨークについているのも実機そのものでリアル。ただし時計は、なぜか私のwindows7環境下では機能しない。どうでもよい話ではある。
エアバスA380まるごと解説 ジャンボジェットを超えるオール2階建て巨人機の開発から就航まで (サイエンス・アイ新書)
読みました。面白いです!
A380はウワサには聞いていましたが、偉大な飛行機なんですね。
どこがどう偉大なのかを、この本が細部までていねいに教えてくれます。
前作の「みんなが知りたい旅客機の疑問50」で秋本俊二さんのファンになりましたが、
秋本さんの文章は本当にやさしくて、技術解説の部分も読みやすい。
飛行機の本は難しいのが多いですが、写真も奇麗で、とても楽しく読めます。
初就航の1日のドキュメントは良質の小説を読んでいるようで、
同乗した人たちの感動がこっちにまで伝わってきました。
シンガポール航空のA380、私も絶対に乗りたいです!
F-22はなぜ最強といわれるのか ステルス、スーパークルーズなど最新鋭戦闘機に使われるテクノロジーの秘密に迫る (サイエンス・アイ新書)
この本のF-22の情報自体はそれほど多くはありません、ネットで探せばそこら辺に転がっているようなレベルです、もともと情報がとても少ないF-22です、何せアメリカ軍の最高軍事機密ですから。だから、F-22のことについてのみ知りたいのならばウィキペディアで十分です、写真もほとんどネットで拾えます。ただこの本は、ステルスの何たるかということから過去の戦闘機を例に出し、非常に丁寧に説明されています。わかりやすさを求めるなら買いです。でも1000円の新書ですが、サイズ的にも厚さ的にも文庫本です、それが1000円です。
とりあえず、F22をキーワードでググってみましょう購入を考えるのはその後です。