スウィンギン・クリーパーズ ベンチャーズ・トリビュート
残念な事に余り有名処と呼べる程のバンドは参加していませんが、内容的には素直に「ベンチャーズを尊敬してます!!」と言う雰囲気が伝わってくる感じです。曲目を見ても日本と本国でのベンチャーズと言うバンドはどう言うバンドなのか?の認識の違いがはっきりと感じ取る事ができ、とても興味深かったです。やはり本国では正統派R&Rバンドとしての認識の方が今でも強いんでしょうね。日本での活動は歌謡曲路線ばかりになってしまっているので、この様な「硬派」な内容のトリビュートアルバムはファンにとっては嬉しい限りです。
君がまたブラウスのボタンを留めるまで
BIGMAMAの5thアルバム。
デビューしてから良くも悪くも聴きやすくなった彼ら。
今回のアルバムは一番サウンド面で優しいアルバムだ。
「ロックとクラシックの融合」みたいなコンセプトがあるらしいが、これはこれで良かった。
初期のパンク要素が強かった頃の方が好きだっただけに、このコンセプト自体は気に入っていない。
しかし、曲が予想以上に良い。
激しい曲も意外と多かったし、聴きやすい。だんだんと売れる方向に向かっていると感じた。
中でも震災を意識して作ったという「#DIV/0!」には軽く衝撃を受けた。
この曲だけは歌詞が非常にシリアスで痛々しいと思った。
「最後の一口」「秘密」は純粋に良い曲で、昔と比べてかなり丸くなったと感じる。
軽く軽快なロックナンバー「Zoo at 2 a.m.」は個人的にかなりお気に入り。
こういう曲もこのアルバムならではで、改めて「これはこれで良い!!」という結論に。
これからの彼らにも期待したい。