任天堂 サウンドヒストリーシリーズ「ディスクシステム レアセレクション」
待ちに待った初CD化ですよ! どれも任天堂作品だけに名曲揃い。 特にファミ探IIのED曲はゲームミュージック界屈指の名曲! 以前発売されたサントラはアレンジ版で、ファミ探の曲がサンバ調になっていてガッカリしただけに(なぜサンバ!?)、今回のオリジナル版は期待に胸が膨らみます。 もちろん遊々記やタイムツイストが収録されている事もポイントが高い! 当時のディスクタイトルの質の高さをこのCDで再確認しましょう~♪
ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前後編
昔遊んで、再度!という方が多い中、今回始めてプレイしました。
昔の思い入れがない分、逆に初プレイの純粋な評価になってると思います。
一番肝心なストーリーは、他の方も書き込みしているように良くできていて、特に後半は早く続きが知りたいと思える内容でした。
推理小説を1册読んだくらいの達成感があります。
絵と音に関しても「あの時代」のアドベンチャーもの特有のノスタルジックな感じに(それを見る目的で購入しました)心をくすぐられました。
が、なにぶんGBAのタイトルなんで、画面が小さい。
画面の半分はテキストスペースに、残りの1/3は行動選択メニューになっているため、グラフィックのスペースが全体の1/3しかないという小ささです。
捜査上、遺体を調べたりしないといけないのですが、どこ押してるのかあまり分かりません。
あと気になったのが、昔は全部そうだったんですが、最近のものの様に、一度読んだテキストを飛ばす機能があるともっと快適でした。(この機能には賛否両論あると思いますが)
何度も同じことを聞いてやっと次の展開に進むところが、多々あったので、同じテキストを何度も同じ速度で流されるのは、正直面倒です。
そのままの移植(多分?)だろうと思うんで、操作や機能に改良してもらいたい箇所はありましたが、ゲームの基本的なところは面白かったので、アドベンチャーが好きな方にはお勧めです。
続編も購入しようと思います。
ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部PARTII うしろに立つ少女 前後編
”学校に伝わる七不思議”的なアプローチのADVです。
前作プレイ後に今作をプレイしましたが、
途中までは正直”☆3つくらいかな‥”と思っていました。
というのも非常に重要な情報がいとも簡単に聞き出せてしまうからです。
その御都合主義ともとれる安易な展開に”このままラストまでいくのでは?”
と心配してしまうほどでした。
(安易過ぎるため登場人物が記号としての域を超えない印象すらありました。)
ところが、後編の中盤から本作は怒涛の展開を見せ始めます。
特に最終章。
それぞれの人物の持っている「業の深さ」が見事に結実します。
そして、迫りくる恐怖。前作以上の情景描写です。
”人間とはここまで豹変できるんだ”という、本質的な意味での怖さです。
シナリオを手がける坂本氏に何かが憑依したのではないかと
思わせるほどのテンションの高さと構成構築力の高さ。
数箇所の説明不足や矛盾点が散見されますがそれらは後半を支配する
圧倒的なテンションの高さと説得力の前ではなんらの意味も成しません。
ADVは結構な本数をプレイしていますが、
ファミコン時代のソフトで放心状態になるとは思いませんでした。
今回の第3弾のADVはどれもオススメですが、
プレイ後のインパクトとシナリオの坂本氏の稀有な才能に敬意を表し、
本作を☆5つとします。
プレイしたことがない方にも本当にオススメの一作です。