夜王 17 (ヤングジャンプコミックス)
翼の策略にまんまとハマり、客に叱責される遼介。しかも、派閥の仲間のために、客の要求に応えるよりも翼との勝負を優先しなければならない。遼介はそんな自分に嫌気がさす。そんな時、翼の客が泣いているのを見かけ、遼介は放っておけなくなる。そして遂に、勝負よりも客を優先してしまう。
翼は遼介を抜き売上トップになる。翼優位で勝負が進む。しかしそんな時、石川耕三という男を捜すおばあさんが現れる。耕三は、おばあさんの孫で、愛夢の店でボーイをやっていたらしい。遼介はおばあさんを手伝おうと店に耕三の似顔絵を貼る。すると、その似顔絵を見た翼が急に激高する。そして..
翼のきれい過ぎる顔には訳があったんですね。
夜王 16 (ヤングジャンプコミックス)
遼介の留守中にとんでもないホストがロミオに入店していた。容姿完璧の天才ホスト・翼だ。遼介は翼に売上勝負を持ちかけられ、負けたらロミオを去ることに。
最初は遼介が優勢だったものの、翼は人心掌握術にも長け、遼介派から引き抜いたホストを見事に生かして遼介の売上に迫る。焦る遼介。
遼介は、カリスマホステス・愛夢からアドバイスを受け、今までどおりでは勝てないことを悟る。そして、遂に汚い世界に足を踏み入れる。
夜王 27 (ヤングジャンプコミックス)
毎週ヤンジャンを観て思うのが夜王だけは絶対に手を抜いていないと思う。コマ割、ストーリーなど本当に貪欲さを感じる。行列の出来る本当に美味いラーメン屋みたいな漫画。
夜王 29 (ヤングジャンプコミックス)
ホストの舞台で繰り広げられている漫画ですが、
人間の優しさや温かみが起こす奇跡を見せてくれています
色々な出会いや別れを経て、
主人公がたどり着いたのはゴールではなくスタートでした。
そこからの話を読みたかったというのが正直な感想ですが、
それは想像にお任せということなのでしょう。
そうは言っても、ハッピーエンドではあるので良かったです!
華と修羅 4 (ヤングジャンプコミックス)
表紙は次男の美彦兄さん。
高慢さを貼り付けたかのような顔、バックの紫陽花など、
何ともインパクトのある表紙で魅せ付けてくれます。
が、彼が活躍する場面は前半のみ(それも滑稽なピエロのような形)で、
3巻終盤にて自らを見直した慎太郎が、長兄、新の計略に翻弄されつつも、
唐房家の当主になる為、唐房家の次期当主を決める5人の評議員から、
推薦状を受け取るために三兄弟で対決をする、というのが話の中心。
今巻は評議員の一人、関薫男爵の推薦状を巡り、
色香、大金、噂、脅迫と様々な手段で目的を遂行せんとする新、
真っ直ぐな思想と誠意(時に体力&気迫)で立ち向かう慎太郎と、
対照的な二人が火花を散らします。
どちらが推薦状を手にしたのか、後半にて決着が付くのですが、
上記の『対照的』な所が勝敗を分けた、そんな結末でした。
さり気ない関男爵の一手もまた良かったです。
そしてもう一人の評議員、慎太郎に助言をしてくれていた男、真壁。
彼の推薦状争いは、何とも言えない形で早めの決着。
コラムを合わせて読むと納得出来なくも無いですが、幾らなんでも早すぎ!
残りは三人(三枚)、当主は誰なのか、美彦兄さんに希望はあるのか。
8月発売の最終巻が楽しみです。