うさぎドロップ 【初回限定生産版】 Blu-ray 第2巻
1巻に引き続き購入しましたが、相変わらずいい出来に満足しています。
このアニメはただ「りんちゃん可愛い!!」ってだけのアニメではなく、
しっかりと子育ての難しさ、親の気持ち、子供の気持ち等について考えさせてくれます。
ただの子育て日常系アニメではないんです。
特典のオリジナルストーリーはサンタさんのお話で、「こういう経験あるある!!」と共感される方も多いのではないでしょうか。
3巻もあまり日をおかず発売されます。今から待ち遠しいですね。
うさぎドロップ 9.5 映画・アニメ・原作 公式ガイドブック(Feelコミックス)
最終回が、何故ああなったのか。
という疑問が、非常によくわかる本です。
この本、少し普通の「解説本」と違っていて、面白いです。
普通、作者のロングインタビューがドーンと一つあって、ストーリー解説、キャラクター解説、アニメ情報、映画情報、その他。
っていう構成が定番だと思うのですが、この本の構成は少し風変わり。
映画、アニメ、漫画、三つの業界の中で、原作者とその関係者達(友人達)との対談がそれぞれ掲載されています。
映画監督と主演俳優と原作者との対談は、よくありますが、アニメのキャラクターデザイン(総作画監督)と原作者との対談は滅多に見たことがない。しかも、作者の人柄からか、結構、ぶっちゃけた話が聞けて面白い!(特に、アニメ監督とシリーズ構成の方との対談はよかった。現場の空気が垣間見れます。)
映画とアニメの現場体験記マンガもついていて、非常に盛りだくさんな内容。
ちなみに、私は最終回否定派(お子ちゃまですみません)でしたが、『関根くんの恋』の作者河内遥さんと原作者の対談を読んで、「なるほどなぁ」と思いました。
要は、あのラストは最初から決まっていて、原作者の宇仁田さんは、過剰な演出と少女漫画的な「恋愛」を描くのが不得意だということ。
それ故に、第一部の、ダイキチ目線の物語が、「大人の雰囲気」のある傑作になり、第二部の、リン目線の物語が、「恋愛」主体にもかかわらず、イマイチ盛り上がりに欠けるというのが、よく理解できました。
漫画家友達曰くダイキチ=宇仁田さんとのこと。
しっかりとした大人の女性(母親)が描いた物語だからこそ、第一部は、素晴らしかったのか。と改めて思いました。
ラストに関しては、「最初から決まってたんならしょうがなかったんだろうな」(そのための伏線もいろいろ張ってあるし)と、若干、肯定的になりました。(とは言え、「近親相姦」的な印象はぬぐえないのですが。それは、描かれなかった二年間が「番外編」で描かれることで、補完されるのかもしれません)
いろいろ、充実した「解説本」です。(というか、これは「対談集」かも…。)
『うさドロ』ファン一読の価値ありです!!
うさぎドロップ 【初回限定生産版】 Blu-ray 第4巻
42歳、2人の子持ちです。そんな私ですが原作の存在は全く知りませんでした。
原作者の宇仁田さんも、その作品群にもまったく接したことがありませんでした。
たまたまアニメ版でこの作品に触れ、その心温まるキャラクター達に心身ともに癒やされる、そんな一時をこのアニメ作品から頂きました。
(特にりんちゃんがウチの5歳の娘と似てるので、とっても微笑ましいったらありゃしない!)
その後、漫画を全巻通して読みました。素晴らしい作品でした。幸せな気持ちになりました。
そんな人生にとって掛け替えのない出逢いの機会を与えてくださった、アニメスタッフのみなさん、アニメ化に尽力頂いたみなさん
素敵な演技をしてくださった声優のみなさん、本当にありがとうございました。
そうそう、なんでも北米のアニメニュースネットワーク(ANN)のファン投票で、2011年サマーシーズンのベスト1作品に選ばれたのがこの「うさぎドロップ」なんだそうですね。
良い作品は万国共通ってことですね。
是非、アニメ版「第二期」も期待しています!!!
うさぎドロップ 9 (Feelコミックス)
ネタバレありです。
レビューや感想で結末は知っていたものの、りんちゃんの可愛さに惹かれて購入。
やはり面白いと思ったのは4巻まででした。
率直に、5巻以降、色々とあったとしてもりんちゃんはコウキくんと結ばれてほしかったな・・・
お互い意識し合っていたのに、時期のすれ違いにイライラ。
ダイキチを意識する展開にもっていきたかったからでしょうか?
ダイキチとコウキお母さんとは、すぐに結ばれなくても、2人が巣立った後、お互いお茶友達からやり直して欲しかった。
もやもや感が残るすっきりしないラストでした。
4巻までは★5なのですが、総合的には★3でしょうか。
ノミノ―宇仁田ゆみ作品集
作品集とありますが、短編二話と、連作「ノミノ」五話の収録です。
短編はZERO-SUMから、「ノミノ」は楽園からの収録、さらにウェブ版のオマケ編も入った「ノミノ完全版」といった感じの本になってます。
短編二話は発表がかなり前なので、「マニマニ」あたりのころの絵ですねー。懐かしい…。
「ノミノ」はメガネショートの天然ちゃんと、ウニタ作品にお馴染みの巻き毛ヘタレくんの、遠恋ストーリーです。
ウニタ先生自身曰く、「こんなに素直すぎる女子は初めて」というまっすぐな恋心が、くすぐったいくらいに可愛らしい!
「マニマニ」、「ウサギドロップ」などの名作と比べると軽さは否めないですが、ウニタファンなら買いの一冊です。