Slide It in: 25th Anniversary Expanded Edition/+DVD
オリジナル盤発売当時、"Saints & Sinners"をもってのマースデンとマーレイの二人の脱退に落胆し、コージー・パウエルの加入に不信感をつのらせ、全く期待しないで購入したのを思い出す。
ところがどうだ。WHITESNAKEにコージーのドラムはフィットしないとの大方のファンの思いを見事に吹き飛ばしたソリッドな1. Gamblerに始まって、叙情あふれる名曲3. Standing In The Shadow、そしてファンにとって最大の衝撃であったカッチョイイ6. Slow An' Easy ・・・。予想を裏切り、今までにない魅力もある超強力なアルバムでSNAKEは復活した!
これでも十分だったのに(笑)、デヴィッドの野心はとどまらず、その後周知のようにサイクスを迎え入れて世界大的ヘヴィーメタル路線に突っ走って大成功を収めた。そのサーペンスは旧来のファンの拒否反応をもねじ伏せる大傑作として君臨している。
本アルバムは、いにしえの香りを残しながらモダンへの脱皮を遂げる化学反応寸前の趣を持っている。確かにすごい、だがこれがサーペンスにつながると思うと・・・。そんな微妙な位置付けのアルバムでもある。
本盤には、ミックスを変えたUS盤もあるが、まず曲順が悪く、アメリカ的下世話さが鬱陶しい。さらに、サイクスのギターは本作には似つかわしくなく、聴いているとその間の悪さと品性のズレは救いようがない。サイクスはサーペンスで十分だ。やはり本作は「化学反応寸前」の誇り高きオリジナル盤で聴きたい。
1987
Still of the night, Crying for the rainは圧倒的かつドラマティックな白蛇特有の音楽世界を作り出すことに成功し、ただ聞くことを許さず、五臓六腑に曲の魂が転写されるようだ。
Bad boysはノリは抜群に良いが、シリアスさが絶妙の緊張感を生み出す。
Is this loveはバラードの名曲。ここでは切ない緊張感が、至極のメロディーを奏でる。
ロックといっても、ホワイトスネイクにはごり押し、力任せの曲はない。メロディーは時に泣き、ボーカルは時に魂の叫びを唱え、ギターは時に、曲を別世界に昇華させる。
アルバム全体が一つの統一された世界観を作り出している。かといって、単調なわけでなく、メタル派、バラード派、ポップ派など複数のオーディエンスにも訴求する曲が揃っている。
お奨め。
Ready An' Roll [DVD] [Import]
ブルーレイなどに慣れた今の目で、画質等物足りない点は多々あります。ソースは恐らくコピーだと思うのですが、それでも84年のSuper Rockの映像がきちんとした形で見られることを評価したいと思います。
ジョン・サイクス(Gt)、コージー・パウエル(Ds)、ニール・マーレイ(Ba)、そしてデイビッド・カヴァディール(Vo)による全盛期のパフォーマンスをお楽しみください。
バンドスコア ホワイトスネイク サーペンスアルバス~白蛇の紋章[復刻
元ディープパープルのVo.デイヴィッド・カヴァディル率いる
ホワイトスネイクの大ヒットアルバムのスコア。
リメイクのトラック1から疾走チューンのトラック2。
さらにはPVが流れまくったトラック3。
ほかにも全米大ヒット曲が詰まった名盤のスコアここに復活!
PVにはエイドリアン・ヴァンデンバーグ、ヴィヴィアン・キャンベル
がギタリストとして出ていますが、実際はジョン・サイクスで
他のレコーディングメンバーも異なっています。
各パートのアイデアを盗むには格好の教材ともなります。
アルバム未聴の方は、アルバムを聴いてから
すでにお持ちの方はいますぐご購入を!