グレイテスト・ヒッツ
やっぱりと思われる曲ばかりじゃなく、なるほどと思う曲も選ばれています。
古いファンも新しいファンも安心して聴くことができます。
ソロ活動もそれぞれ頑張っていますが、
まだまだホール&オーツとしても走り続けて欲しいです。
ラフィング・ダウン・クライング
ダリルホール名義では15年ぶりのソロアルバム。
参加メンバーは、Web 番組"Live from Daryl's House"のメンバーを中心に
長年Hall&Oatesを支えてきた、Charlie De Chant(Sax)Mickey Curry(Ds)
そして、2010年に急逝した,Hall&Oatesやダリルの最大の音楽パートナーであった、Tom"T-Bone"Wolk(Bs)らのクレジットも観られる。
このアルバムがそのT-BONE氏の生前最後の演奏なのだそうです。
すでに、64歳になるダリルだが、歌の上手さは相変わらずで、
美しく、フックのあるメロディ、Daryl's House メンバーの
テクノロジーに頼らないグルーブと肩の力が抜けた演奏が楽しめる。
ダリルの作曲センスとそのセンスある曲を表現するためのツールとしての歌唱力には驚くばかりです。
おそらく、"Daryl's House"での活動が彼にとっては、いいインプットと訓練の場になっているのでしょう。
歌詞の内容は意味深で、64歳の彼の人生に色々なLaughinやCryin'が
つい最近でも多々あったであろうことが伺えます。
そしてライナーノーツでは、「それでも自分に出来ることは曲を作って表現する事だけしかない。これらの曲が自分自身にだけでなく、皆さんの人生にも共鳴してくれることを願っている。」と締めくくっている。
64歳の彼だからこそ、作る事ができた近年の彼では間違いなく最高傑作。
ホール&オーツ: ベスト・クリップ [DVD]
全7曲入りのビデオクリップ集。private eyes,maneater,out of touchなどの80年代のヒット曲が中心に収められており、当時からファンにはかなり懐かしい内容では?オーツがリードヴォーカルをとったposaession obsession収録なのはうれしい。kiss on my listがないのは残念だが・・・。画質もDVDにしてはもう少しかな。
ダリル・ホール&ジョン・オーツ/アワ・カインド・オブ・ソウル [DVD]
同名のアルバムをライブ形式で映像に収めたものです。
録音時の雰囲気を活かすため、レコーディングした場所と同じバハマで、オーディエンスを若干入れた状態でやっています。
この手の試みではCDの完成度に比べ、ライブの音が雑だったりスカスカだったりと、買って後悔するなんてことがありがちですが、
CDに負けない演奏ぶりで、さらにライブのノリが追加された分、非常に見ごたえがあります。
「買って良かった」
そんな気持ちにさせてくれます。
このCDを持っていて、なおかつ内容に満足しているなら、これはお奨めします。