インティメット・ストレンジャー
トムスコットのアルバムの中では非常に好きなアルバムです。
バックサポートする面子もリチャードティー、エリックゲイル、スティーブガッド、ゲイリーキングからなる人気最高のスタッフのメンバーにファミリーのラルフマクドナルド、おまけにTOTOのスティーブポーカロも参加してます。組曲的な構成のすばらしいアルバムで、どの曲も泣ける乗れるトムスコ節炸裂の傑作。特に、今は亡きジャコとの掛け合いの1曲は最高!ジャコのフレットレスベースとトムスコのリリコーンが絡みあうようなメロディは涙ものです。このアルバム以降のトムスコがファンク、ブルース寄りになっていく中で忘れられない名盤。聞いて損なしですよ。
Hejira
初め聴いた時は地味めなアルバムだなぁと思ったのですが、いろいろ音楽を聴き漁った後に再び聴いたら素晴らしい作品だと気付きました。冷たい触感を伴えつつも人間の温度が垣間見られ1曲1曲じわじわ心に染み入ってくる感じ。アルバムの途中で止めれないトータル感。ジャケットのモノトーン調で乾いた感じと曲、歌詞もぴったりフィットしている一つのアートな芸術的傑作品。(国内盤は対訳が付いてるのでさらにお薦め。)
この作品に早いうちに会えて良かった。乗車チケット等がなくても、プレイヤーさえあれば簡単にトリップ(逃避行)に出れるから。
バカンスでも観光旅行でもなく、ただひたすら自分と向き合う為の旅ですが。
Jaco Pastorius: Modern Electric Bass [DVD] [Import]
教則ビデオとしてはネイザンイーストやマーカスミラー、その他スタジオミュージシャンというかベース職人の方たちの作品の方が優れていると思います。が、「ジャコはこんな事をやっていたんだ、へぇ~」と観ていて思いました。二十分にも及ぶデモンストレーションは必見です。
Jaco Pastorius: A Step-By-Step Breakdown of the Styles and Techniques of the World's Greatest Electric Bassist
この楽譜はJACOの演奏の美味しい部分を抜粋して、CD付きで分り易く解説している。あのような演奏のエッセンスを身につけたい人には良い参考になると思う。よって、記述された曲の全てが書かれているのではないので、全曲楽譜として買わないように注意していただきたい。
LIVE IN JAPAN
この音源は、武道館Live at "Donna Lee"と1982 twins に収録されている。
このような映像が残っているのはとても貴重であり、素晴らしい。
自分はまだ十代でジャコに憧れ、今もベースを引き続けている。彼が生きていれば、今もまた来日し、liveを観ることができたかもしれない。だからこそ、彼の死後に生まれた自分にとって、二度と生で観ることが出来ない彼のプレイは新鮮であり、自分のプレイにインスピレーションを与えてくれるのだ。
画質の面では、当時の映像VHSをDVDにしただけだから、文句をつけることはできない。
だが、もう少し改良を加えることは出来なかったのだろうか。
彼のプレイ、最盛期の姿を見たいのなら、是非ともオススメしたい。
無論、ジャンルに関係なく、全ベーシスト必見の映像だろう。