憂愁のノクターン
曲目は有名なものばかりなのですが、
演奏スタイルは他のピアニストの演奏と比べると、
人によっては最初は違和感を感じるくらい独特なものです。
ただ、奇をてらっているような印象はまったく無く、
むしろ説得力すらあるように感じます。
音色は優しいだけでなく、厚み、深みがすごい。
低音はずっしりと響き、
下手すればキンキンとうるさくなってしまう高音部も
丸みを帯びた暖かい音で聞き手を疲れさせません。
最後のドビュッシーの版画は、
フジ子さんの演奏で初めて聞いてお気に入りになったので、
他の人の演奏も聞き比べてみたのですが、
今のところフジ子さんの演奏が一番好きです。
このCDは初めてフジ子さんの演奏を聞いてみようとする方にもお勧めです。
手紙~親愛なる子供たちへ~
この歌を最初に聞いた時は、年老いて体が思うようにならなくなった年寄りからの悲しい歌だなあと感じた。でも、何度か聴いているうちに、ひょっとしたらこれは、年老いた親をもつ、或いは親を失った、子供の歌ではないかと感じるようになった。もう少し、易しくしてあげればよかったとか、一種の後悔にも似た・・・ そして、その思いを他の同年代の人たちにはして欲しくないとの思いから、この歌が出来たのではないかなと....。だから、本当は悲しい歌では無いんだと言うことを、樋口さんも感じて、「悲しいことではないんだ」という一説を付け加えたのではと思う。
改めて、今のうちに親孝行したいと感じさせられる歌でした。
【変換プラグ】光デジタルケーブル 角型⇒丸型 変換 光ケーブル
古いポータブルCDプレーヤーの光出力を角型に変換するのに
使用しました。問題無く使えてます
おなじプレーヤーのアナログ出力を直接アンプ入力するより音が
格段に良くなりました。デジタル−>アナログの変換部分は
最近進歩してるんだな!ということを実感しました
500円モーツァルト9 はじめてのモーツァルト
そもそもオムニバスの既製品は大嫌いな僕なのだが、このディスクだけは稀中の稀なほど素晴らしい出来栄えの「名オムニバス」だと思う。
もしかすると、実はあまり深く考えずにシットリ系の曲を並べただけなような気もするが、そこは結果オーライである。
選曲、曲順など、まったく聴けば聴くほど理想的だ。
演奏が必ずしも最高かどうか?むしろ平凡な演奏なのでは?そういった疑問はもっともだが、突出した個性はオムニバスには却って禁物なものでもある。