All For Your Love~Keiko Maruyama Live Selection 1976-2006
日本の女性SSWの草分け的存在の丸山圭子さんの素敵な曲の数々が聴けます。オリジナルのレコードが入手困難となっている現状ではこのコレクションと「黄昏めもりぃ」は必携でしょう。録音状態もとても良く聞き易いですよ。
4人はハーモニー(紙ジャケット仕様)
私とピピ&コットの出逢いは、私が高校生の時のことです。
覚えやすくて綺麗なメロディラインとハーモニーが印象的です。
日常的な何気ない風景や心情を歌いながら、その中に力強さや励ましを感じます。
陽気なお兄さん達とギターの上手なお姉さんが奏でるハーモニー。
楽器を持って一緒に歌いたくなるようなアルバムです。
50歳台以上の方には懐かしく、若い方にも新鮮な一枚ですよ。
豆はとってもすぐれもの (大研究!!「豆」のひみつがわかる本)
著者は熱帯有用植物研究家で、香辛料や野菜などの本も多数書いているひとです。豆にも、とても関心があるらしく、以前講演会を聞きに行ったら、「肉食が出来なくなったら、タンパク源として人類を救うのは豆だ」とも言っていました。
世界中の色々な豆が紹介されています。豆だけでなく、モヤシ、葉を食べるもの、莢を食べるもの、そして花を食べるもの、果肉を食べるものなど。大きさも1〜2mmの豆から小さなものから、豆は直径6cm程度だけれど、莢が1mを超える大きなモダマまで、すべてカラーで載っています。その代わり解説はほとんどないので、著者が他に出している「マメな豆の話―世界の豆食文化をたずねて」をみる必要があるけど、それの補完としてはとてもいい写真集。
南米に行ったときに仕入れてきたと言う、日本ではまだ写真入で紹介されていない加熱するとポップする豆や、アイスクリームのような豆、なんだか食べたくなりました。
で、3巻組で2巻3巻も読んだのですが、2、3巻は買わなくてもいいかな…という感じ。別に育て方知らなくてもいいし、料理はあまり豆の特長を生かしたものでは無かったです。でも1巻はお勧め〜!
子どもの本だけにしておくのはもったいないです。
マメな豆の話―世界の豆食文化をたずねて (平凡社新書)
豆が根粒菌を持ち、窒素を固定して肥料にするという話は有名だが、ここまで有用な植物だとは知らなかった。本書では、農業における利用からインドやアメリカの知られざる豆、多様な食べ方まで、豆についてのすべてが語られている。
インドやアンデスでは我々の知らない豆が数多く栽培されており、食糧増産、耕地改良を飛躍的に推進する可能性を秘めている。吉田氏は農業技術指導の立場にあったことから、特にこうした観点を重視し、論を書き進めている。そのため、やや話が一辺倒で進歩主義的に感じるが、豆の話は本当に面白い。
意外に豆が食べにくい植物だというのにも驚かされた。豆は動物などに食べられないように毒を持ったり、堅さを備えたりしている。それを克服するために人類が編み出した様々な方法には感心させられる。モヤシや納豆にはこういう意味があったのか、と発見の連続であった。
ただ、アジアの豆食や発酵食品の話が多いので、一瞬、発酵博士の小泉武夫の本を読んでいるような錯覚にとらわれてしまった。