伝説のイタリアン、ガルガのクチーナ・エスプレッサ 10分でできる伊式速攻料理
本当に10分で出来るレシピばかりです。多少下ごしらえの時間のかかるものもありますが、日常的に使えるレシピである事と、珍しい食材も代用しつつ低コストで作る事が可能な点、そして何より本の通りに作ると本当に最高に美味しい料理が出来上がることが☆5つの理由。
掲載のレシピはいずれもシンプルで、想像つきやすい、もしくは作った事のあるメニューだったりしますが、これの通りに作ると普段家で作るイタリアンでは出ないような味が出ます。全部で70以上のレシピが載っていますが、どれも直ぐにできるものばかりなので、全部作ってイタリアの家庭料理の感覚を身につけたいと思います。
最初に作ったのが”柑橘クリームのタリエリーニ”でしたが、オレンジとレモン、コニャック、生クリーム、ミントで作られている歴史あるこのレシピは衝撃的な味でした!美味し過ぎました。友人にも勧めたい一冊です。
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
1996年4月ニューヨークで録音。マイスキーは自分の最も得意とする優美な旋律を集めた小品集を作曲者別にアルバムにしている。このアルバムはその中でチャイコフスキーの作品を集めたものだ。
特に弦楽四重奏曲第1番作品11からの『アンダンテ・カンタービレ』が素晴らしい。この曲の第2楽章はかのトルストイが涙したことで有名だが、このシミル演奏を文豪にも聴いて欲しかったな、とか思う。
マイスキーのチェロはさながらヴァイオリンのようでもある。空間を浄化してしまう音色だ
フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 (中公新書 (118))
イタリア旅行の前にガイドブックの補助として読みました。
文字サイズが出版年が古いため見にくかったですが、文章は読みやすくてよかったです。
ガイドブックだけでは現地で満足できないと思っている人にお勧めです。出来れば写真をカラーにして出版してほしいです。
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》フィレンツェ歌劇場2003年 [DVD]
古くはベームのベテラン歌手を総動員したものから最近収録されたものまで、ほとんどのフィガロを見ていますが、これは数あるフィガロの中で最上位と言ってもよいと思います。イタリア人中心のモーツァルトはイマイチという偏見がありますが、これは文句なくすごいです。特に若い歌手が素晴らしい。伯爵夫人はスザンナを演じても良いくらい若い。スザンナは、逆に伯爵夫人を歌ってもよいぐらい風格がある。ケルビーノは、中年のおばさん然とした歌手が歌っているケースもよくありますが、このDVDでは、美少年らしくて好感を持ちます。伯爵とフィガロはどちらも素晴らしいバリトンで、私個人としては、逆の役回りの方が良いと思いました。現にベルリン国立オペラでは、ガロがフィガロを歌ってました。メータの指揮も素晴らしい。ムーティのような凝集力はないかも知れませんが、力づくの強引な面もないので、モーツァルトにはよくあっているのかもしれません。10年近くもウィーンの監督のポストにいながら、何の実績も残さなかった(というよりあまりの不人気でスタンダードな名作オペラの指揮を一切させてもらえなかった)某国の名指揮者とは、所詮持って生まれた音楽性が違うようです。メータを見直しました。後宮からの誘拐も良かったです!!