ミュージック・フロム・イースII
前半はゲームそのものからのサウンドトラック。
後半はスーパーアレンジバージョンですがこれがすごくいいです。かなりロックっぽいです。
メンバーはkey難波弘之とセンスオブワンダーが中心でg:是方博邦、B:鳴瀬善博、DR:小森啓資がとてもゲームミュジックが前身とは思えないほどギンギンの演奏を聴かせてくれます。そのトリはVo:平野文というのも意外な取り合わせ。自信を持って星五つ。
イースII DS(特典無し)
・ストーリー良し
・グラフィック良し
・音楽良し
・アレンジ良し
・値段も安い
と来れば買って損なしです。
このゲームは1日やり続ければクリア出来てしまいますが、
やっていて何故か心地良いのが不思議です。
音楽と世界観が非常にマッチしています。
女の子は可愛いし、剣を振るアクションも痛快です。
剣を1度振った後そのまま突進すればあの半ずらし攻撃のような感じになりますし、
難易度も4段階設定できるので、やり込み要素もあります。
ノルティアの氷壁で「精霊の衣」を取るのは必須です。
このアイテムの有無によって難易度は天と地ほどの差があります。
1度クリアすると、全BGMをいつでも聴く事ができるようになるのが嬉しいです。
イース1・2エターナルストーリー 公式コンプリートガイド (The PlayStation2 BOOKS)
この本プレステ2版のイース1,2がはじめての人は必須アイテムです。
イース1の序盤でお金をうかす方法や攻略法など丁寧に掲載されていて、1,2ともにこれ1冊あればすごく安心できます。本なしではマスク オブ アイズの使いどころや廃坑、ダームの塔の謎、溶岩の洞窟や最後のサルモンの神殿などビギナーにはクリアすることは難しいでしょう。各ダンジョンのマップもフルカラーですべて載っています。
ボス攻略記事も載っていて読めばラストボスまでつまることなく倒せること受けあいです。推奨レべルものっていて本のとおりレベル上げすれば余裕で倒せるようになります。
あとプレステ2版のエターナルモードにしか登場しない隠しキャラの出し方も記述されていてサウンド集めや絵画集めも容易にできるようになります。
他機種でクリアされていて、プレステ2版も解こうという方、また、自力でクリアしたい上級者の方には必要ないかもしれませんがビギナーは購入した方が冒険が楽しくなるとともにイースというある意味完成度の高いすばらしいゲームを堪能できると思います。
攻略本としては完成度は高いと思います。星5つつけます。
Ys 2 Eternal 特典付 CD-ROM版
このゲームは、初心者でも、簡単に操作できる操作性と、
グラフィックスが綺麗というのがいいです。
特に、操作性という部分では、文句なしでいいです。
敵を倒すときの爽快感などがあります。
グラフィックスは、とても綺麗で、エフェクトが
すごいです。
このゲームは、アクションRPGの初心者でも、簡単に
出来る、とてもおもしろいゲームだと思います。
イース トリビュート (星海社FICTIONS)
イース誕生25周年を記念し、アドルの足跡をゲーム本編からとはまた別の視点から
それぞれの作家毎に短編形式で紐解く作品群といった構成。
―名も無き編者より―
個人的にこの本でいいな、と思ったのは、序文及び各作品の承前として書かれた解説文です。
本書は、過去に現実として存在した偉大な冒険家、アドル・クリスティンを後世の名も無き歴史研究家がゲーム本編である
冒険日誌に描かれた大冒険とは別の周辺文献(つまり今回掲載の五つの作品)を切り口としてその魅力や謎を語る、という体裁となっています。
手短ながら、原作の設定と本掲載作とのリンクを過不足無く伝え、メタ的な一工夫なんかもあり、中々気の利いた導入でした。
―パルトネルの花嫁―
橘ぱん氏による、イース2「エステリア」からイース4「セルセタ」を繋ぐ空白を描いた外典作。
出会い→問題発生→戦い→解決→旅立ち
というジャンプ読み切りのような美しいテンプレ構成は安心して読める反面、新鮮味は薄いかな。
しかし、サルモン神殿に於ける別れが心に重しとなって次の冒険への意気を持てないでいる、
という描写は女神ファンとしては嬉しい一幕でした。
―フェルガナ断章 〜翼を持った少女〜―
アドル決死の冒険の先々に表れたエレナを主観とした、森瀬遼氏によるフェルガナの誓いのフラグメンツ。
ある意味問題作でしょうw プレイヤーが口々に囁いた、「何でエレナここに居るの・・・?」という疑問に対する一つの答えが
極めて公式に近しい媒体から出てしまいましたね。ま、まぁ贋作説も根強い文献ってフォローはあるけど・・・
内容は非常に面白く、冒険小説としてよく出来てました。
あー、なるほどね。エレナってやっぱそうだったのねと思わされましたw アドルを待つ女は強くなきゃね。
―此処より彼方へ、彼方より此処へ―
海法紀光氏による、ヤーパンを来訪したとされる赤髪の剣神に対する異端の研究文書。
戦国ソーサリアンやロマンシアとの関連を匂わせる、時空を超える赤髪の人物伝承についての翻訳資料という体になっており、
正直色々とっちらかってるなという印象。当時を知るものとしての愛情と悪ノリが等分で乗っかってる感じです。
ヤーパン戦国時代の覇者、シンジェン、ノーバッガ、イヤーズの興亡に関わるという内容は若干読んでて気恥ずかしいというか。
―紅の足跡―
小太刀右京氏による、王命にて名高い英雄の足跡を追ううちに、自身もまた冒険家としての人生を見出していく青年の冒険譚。
流石、あのガンダムAGEという素材をああいった形でノベライズした作者だけあり、見事な短編に仕上がってます。
第三者を視点に、アドルという人間が生きた世界を泥臭くも見聞し、読者とも共有する。
アドルの見た光景を、「美しい」と感じる青年に感情移入し没入する、プレイヤーとしての自分が居ました。
―最後の前―
芝村裕吏氏による、歴史上アドルが消息を絶つとされる北の果てへの冒険に続く前日譚。
思い出の数だけ老獪になったオールド・アドルですが、しかしアドルがアドルたる所以はしっかり描写されています。
というかその御年でまだ難破しますかw んでその先で惚れさせますかw
勇敢、実直、有能、鈍感というヒーロー像。そういえば氏の作品にも欠かせないですね。
原風景としてある作品への愛が滲み出た故の面白さなのかも知れません。
総括して、本書はイースを振り返り、思い出と出会い、新しい扉を開く上出来のノベライズと思います。
昔、ただのファンとして触れた作家たちのイースへの愛情が溢れる一冊であり、そういうものが世に出たことがただのファンとして嬉しいです。