セーラー服花嫁 中の奥が感じるんです [DVD]
出演女優さんは6人。タイトルには「セーラー服花嫁」とあるが、花嫁姿は最初と3人目の女優さん、セーラー服は2、4,6人目の女優さん、5人目の女優さんは普通のお洋服です。基本パターンは一緒で、監督と二人きりで座ってのお話、下着を脱がせて座ったままピンクローターとバイブを駆使、その後体位をいろいろ変えてのセックス。最初の女優さんの撮影は露出を失敗して暗すぎ。出演されている女優さんたちは皆さん感じまくって、興奮度は十分満足。
武富士対山口組―激突する二つの「最強組織」
最近やたらとTVCMで目につく消費者金融。その業界最大手の武富士が、株式を店頭公開した際の裏社会との持ちつ持たれつの関係。どこの業界でも似たような構図があるのだろうか?考えさせられる一冊です。
武富士 サラ金の帝王 (講談社プラスアルファ文庫)
本書は、1983年に出版された「サラ金商人」のリニューアル版です。
先頃グレーゾーン金利の撤廃などの「改革」がようやくまとまったタイムリーな問題につき、
「貸す側」の視点からその全体像を描く力作です。
本書は大きく2部に分かれます。
すなわち、前半において武富士をはじめ、
CMや駅前のティッシュ配りでもはや知らない人はいないであろう、
大手業者の経営者の生い立ちと会社の発展を批判的にレポートします。
そして後半においては、サラ金問題の背後に見える、
我が国の個人向け金融システム全体の問題につき、
主要金主である大手銀行との関係や、
今やお馴染みの債務者への取立ての実態、
さらには最新のレポートとして、
暴力団がらみのヤミ金へと筆が進められます。
本書は表紙やタイトルからして、
前半部分に力点が置かれているかのように見えて、
実際のところ、真の問題点である後半部分を正当に取り上げた価値ある一冊です。
著者は全体を通して、
精一杯生きようとする我々一人ひとりを取り巻く、
余りに冷酷なシステム、特に利潤追求に血道を上げる金融業全般に憤っており、
大いに共感します。
先日まとめられた政策も、それを伝えるマスコミも、
ひとり消費者金融業者を悪者に仕立てて矛を収めたようですが、
グレーゾーン金利問題にしたところで、
すでに本書の旧版の出された四半世紀前からの課題…。
血の通った制度はいつになったら実現するのでしょうか?
武富士対後藤組 (文庫ぎんが堂)
武富士といえば、創業者の武井保雄氏によって一代で築き上げられ
た消費者金融業者である。ところが、その企業体質が次第に問題視
されるようになり、1990年代頃から、その闇の部分がしばしばマス
コミにも取り上げられるようになってきた。
本書は、2003年に刊行された『武富士対山口組』を改題し、文庫化
したものである。本書のタイトルからすると、静岡県に本部を置く
山口組系の有力暴力団・後藤組(現在は解散)と武富士との関係を
暴いたもののように捉えられるが、本書の内容をより正確に言うな
らば、武富士の企業体質やこれまで関わってきた裏組織との関係に
ついてまとめた内容になっている。
一読して一番印象に残るのは、やはり武井保雄氏のブラックな部分
である。
ご自身も過去に相当な悪さを重ね、刺青も入れた経歴もさることな
がら、暴力団、右翼、警察いずれとも深い関係を持ち、こういった
組織の力をその時々に利用しながら、圧倒的な資金力を持ってきた
ことである。果たして、上場企業としての倫理やモラルとはどこに
あるのだろうかと問い質したい気持ちにさせられる。
また、会社のために尽力した人でも、状況が悪くなればすぐに切り
落とす非情さ。多くの愛人を持ち、自分の会社の若い社員にも手を
出すほどの好色さ。社員が働いて得た多額の利益を個人の趣味であ
るギャンブルに費やす無節制さ…。
こういった欲にまかせた所業の数々によって、「毒には毒をもって
制す」という対応をとるしか立ち行かなくなってしまった武井氏の
姿が浮き彫りにされている。後藤組を利用しておきながら、最後は
対立構造を深めるのだが、それも本書に書かれてある通りならば、
武井氏が招いた結果である。
本書では、上場企業として体質に問題があったと言わざるをえない
武富士の内情や黒い関係を、綿密な取材をもとに明かしてくれる充
実のノンフィクションである。