恋を知る日 (二見シャレード文庫)
攻め視点好きには堪らない内容でした!
「恋になる日」2001年発行のスピンオフ。鳴瀬家の次男が主人公。
前作未読でも全く問題ありません(個人的に前作CPの甘々も除き見!幸せそうで安心)。
粗筋は紹介文がありますので割愛。
チャラ男の雅臣は相手の優位に立ち優越感に浸る恋愛しか経験がない。同性だけど清廉な雪哉とも軽い気持ちで関係を続けていたハズが……狼狽し慌て、雪哉に他意はないのに振り回されています(苦笑)。今迄経験したセオリー通り期待した展開や欲しい言葉を貰えず、まるで子供のような癇癪が…おかしいやら可愛かった。
また雪哉は誠実で健気で儚くて(天然ボケな一面も!)。けれど芯は強い。人として懐が大きく素敵だと思いました。雅臣がメロメロでほっとけないのも納得!(こんな良い人に愛されてる攻めが羨ましい;)
脇キャラも(私が)雅臣にツッコミたい所を代弁してくれているのでストレスもなくスッキリ(笑)!
雅臣は見栄を捨て許しを乞いたいと願う。けれど今迄の行いを悔い「こんな上等な人に自分はふさわしくない」と思い詰める…真剣な気持ちにジーンとしました。
そして雪哉が最初から何も求めていないと語る『無償の愛』が寂しくもあり泣けて切なかったです…。
人は当然見返りを求めてしまうのに…なんて潔いのだろう。
愛する事・生きる事に対して真摯に向き合う人の想いが…心に深く沁みました。
書き下ろしは半年後の二人。
雅臣は雪哉に一生頭が上がらないでしょうね。ホント…敵わない、この人には。
※可愛がりたいのは分かるが体を労わってホドホドにお願いしたい。
攻め視点&切ない恋愛モノがお好きな方にお薦めです!
グロリア・ユニオン
ユグドラ、ブレイズ、そしてグロリアとクリア済みです。
基本システムは初代からほとんど変わらず、安定したプレイが期待できる反面、
序盤から強すぎるキャラ専用カードがあるおかげで、カードバランスが悪くなった点も見受けられます。
低年齢向けに作られたのか、後半では強力なアイテムもあり、相性や特性をあまり気にすることも無く勝てる難易度。
よほどアイテムの無駄使いや下手な育成をしない限りはクリアできるでしょう。
今作では終盤での戦いで、ボス一体に対して複数の味方で攻める場面が多くあります。
しかし、それが単純にゴリ押し勝負で過去にあったドラゴンに有効といったアイテムもカードも無いのが残念でした。
ストーリーは過去作とは関連がほとんど無く、シリーズ初プレイという方でも問題無く楽しめます。
ただ他のレビューの方が仰るように、過去の重厚なストーリーに比べ、ライトノベルのようなギャグやノリが強いので注意が必要。
それだけなら趣向が変わったと思うだけですが……。
気になったのは、後付けされたかのような突然現れる因縁のキャラクター達。登場するなり過去にああだったこうだった言われても、ついて行けません。
そして簡略化されすぎたシナリオは、その場の勢いだけで戦ってる感じが否めない。話し合いでも解決するのでは?ちょっと強引過ぎないか?と疑問符が残ります。
また、前作にあったイベントCGが無い、EDルート分岐が短いなど明らかに劣化している部分もありました。
やりこみについては相変わらず良い出来。
マップ毎に規定のターン以内にクリアすると得られるステータスアップは恩恵が大きい。
装備したアイテムは他のアイテムを装備することで外せるようになったので便利です(今までは一度装備したら、使い切るまで他の装備が一切できない仕様だった)
基本システムは従来通りでも、他の部分が一新されているので評価が分かれるところ。
恋☆カナ (初回限定盤)
この曲は、きらりん☆レボリューションというアニメの主題歌であり、主人公のきらりちゃんを演じる、久住小春ちゃんが実際に歌っています。曲調は、覚えやすくて元気があって、とてもかわいい曲だと思います。エンディングの曲もしっとりしていて、好きです。正直言って歌は上手いとは言えないですが、モーニング娘のはじめの頃の歌よりは大分良くなっているように感じます。これからも頑張って、歌上手くなってほしいです。
白衣性恋愛症候群(限定版:百合ヶ浜総合病院日誌「ブックレット」、サントラCD同梱)
「名作」って言葉は合わないのかもしれない。
でも、この作品に似合う「名作」以外の言葉が見つからない。
そんな作品です。
内容のベクトルが違うものの
私の中では、7年越しに 百合ゲー=アカイイト の篭城を崩した作品
後世の百合ゲー代表作の一つになるでしょう。